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ベスパET3 まさかの修理結末。ワハハハ!その2

きっとここが悪いからだろう、、、と着手した修理でしたが、どうやら原因は他にあるようです。

そんなわけで、昨日に続き「その2」です。

ステーターコイルから出ている配線をぎりぎりのところでカットして、ギボシ接続にしてみたものの、ヘッドライト、ホーンともに復活ならずでした。

「う~ん、原因は何だろう」

ということで、通電チェックをより詳細実施するために、ステーターコイルを見てみることにしました。

ベスパET3 このフライホイールを開けるとステーターコイルがお出ましになります

フライホイールを取り外すためには、専用工具が必要です。これで2回目のフライホイール外しでしたが、プロの方がやると安心ですね。

ベスパET3のステーターコイル

はい、ということで、ステーターコイルのお出ましです。視認したところ、配線が取れてしまっているとか、変な状態になっていそうなところはありませんでした。

全体的に綺麗です。

ベスパET3のステーターコイルを外す

コイルの裏側の配線状態を確認するために外しました。

ベスパET3 ステーターコイルを外して配線状態をチェック

ステーターコイルの裏側です。こちらも見た感じ大きな問題はなさそうです。慎重に配線それぞれの通電も全部チェックしました。

ベスパET3 ステーターコイルの裏面チェック

この後、タイラップで固定されている線もばらして確認したのですが、銅線、被膜ともに綺麗な状態で、通電チェックもOKでした。

ベスパET3 う~ん、どこに原因があるのか?

配線を全部確認し、どうも手詰まり感状態でした。

「どこに原因があるのか」

さて、仕方ないので、外したステーターコイルを元に戻し、再度エンジンをかけてみることにしました。

エンジンがかかった状態で、コイルからの発電が起こっているのかどうかもチェックし問題ありませんでした。

ショップの方曰く

「少なくともこれでコイルではないことがわかりました。配線も問題ないです・・・となると・・・考えらえるのは、もっと単純なところかもしれません」

僕自身は、前回と同じ個所、つまりステーターコイルの配線同士がくっついて、ショートしたものと思いこんでいましたので、原因が他にあると言われても、皆目見当がつきませんでした。

「う~んどこだろう」

素人ながら、わからないながらも (う~ん)と唸ったりしてみたものの、わかるはずがないです(笑)

でももっと単純なところかも、、、ということで、再度スイッチボックスの通電をチェックし、やはり問題なし・・・

さらに「う~~~~ん」状態です。

「一度、ヘッドライト外してみましょう」ということになりました。ヘッドライトを外す手順は、何回も外しているので僕自身でもできます。

そんなわけで自分で外してみました。

ヘッドライトを外し、

ライトの電球も外し・・・・うん、切れてないねと確認し、再度元に戻しました。

「ん?」

なんか違和感を感じました。

「あれ、この電球って こちらの金属にきちんと触れてないとダメですか?」

僕は聞きました。

「そりゃダメですよ~」とお店の方。

「ん?? んんん? もしかして!」ということで、

電球を金属部分にしっかり接点を持たせました。そうすると、ヘッドライトがピカーっと!

ブザーも「ぶぶぶー」と

「え?こんだけのこと?」

はい、全くの盲点、全くのチェック不足、まさかの接点不良どころか、接点してねぇじゃねぇか、ゴルァという展開でした(笑)

大掛かりな作業をやってくれたお店の方に申し訳なく思いました。

でも銅線の破れた被膜も新しくギボシ接続にしたし、やってくれた作業はベスパET3の寿命を確実に長くしてくれたので、感謝です!!

※最後、あまりにもあっけない展開に、写真を撮るのを忘れました。

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ベスパET3 まさかの修理結末。ワハハハ!その1

ベスパET3で夜、帰宅途中、急に突然メーターのあたりがかなり明るくなりました。「あ、やっちまったな」と停車してみると、案の定、ヘッドライト、ホーン、テールランプが点かなくなってしまいました。はい、またまた電装系トラブル発生です!

突然のショート、爆発めいたメーター球の明滅!

「うぉおお、メーターが明るい!」なんて喜ぶことはできませんでした。なぜなら、6VのベスパET3に暗くなるのを覚悟で、12Vのメーター球を入れていたのですから。

それがまるで、花火のように明るくなったのです。

走ってる途中、何度か明るい光の明滅があり、今度はベスパの前の暗い道が、漆黒の闇に包まれたことは言うまでもありません。

この電球の切れ方は、「あああ~どっかショートしたなぁ」です。

テールライトのカバーレンズを開けてみると

案の定、尾灯のフェストン球は、球切れどころか、なんだか燃え尽きたようになっていました。⇒テールライト一貫の終わり

ヘッドライトは、どこをどう操作しても点きません⇒ヘッドライト一貫の終わり

ホーンも鳴りません⇒ホーン一貫の終わり

この状態でしたので、夜中の暗い道を多少なりとも安全に帰宅するために、ウィンカーをつけっぱなしで運転しました。

きっと自分で修理できるや!

・・・そう思って、翌日は早めに起きて、自分で修理することを敢行しました。

でも結論から言うと、「だめだこりゃ!プロにお願いするしかない」というお手上げ状態でした。

ヘッドライトとホーンが同時に機能しなくなったのは、これで

2回目ですので、エンジンに近いところにあるボックス内の接触不良または、銅線の被膜剥がれによる銅線同士の接触に伴うショート・・・僕はこう思ったのです。

ですから、けっこう慣れた手順でその場所を開けてみたのですが、はい・・・確かにボロボロでした。

にわか修理ということで、ビニールテープなどを駆使して自分なりに努力してみたのですが、結局ダメでした。

その日のうちに、僕が最も信頼しているバイク屋さんに電話をして、修理の依頼を予約しました。

「すみません、前と同じ症状です。」

そう、こちらのバイク屋さんとは、RZ50を乗ってる頃からのお付き合いをさせて頂いています。

今まで、こりゃ無理じゃね?という修理も頼んだことがありますが、100%修理完了してくれている実績のあるお店です。何度でもいいますが、これぞバイク屋さん!という素晴らしいショップなのですね。

ですから、前回、ヘッドライトとホーンが同時に点かなくなってしまったときにもこちらのお店に頼んで直ったわけです。

でも、またやっちまった・・・・。ということでまたお願いすることにしました。

原因の洗い出しをやっていこう!

ベスパET3のスイッチボックス

スイッチボックスかなぁ?

見た目汚いですが、線の接続はしっかりしていますし、通電もしているようです。

ステーターコイルを疑う!

前回は、エンジン部近いところにある黒いボックス内の配線が微妙に取れかかっていて、それをちゃんと再接続したら直りましたので、今回も同様だろう!ということで、油まみれの黒い配線ボックスを開けてみると、

うん、確かに銅線の被膜はもうボロボロで、寿命を超えている様子で、本来の銅線のキラキラした輝きなどありませんでした。

「うん、きっとこれでしょう!」

ということで、

ベスパET3配線を思い切り切断してギボシ接続にしてみました

けっこう深いところで4本とも切断してしまって、ギボシ接続バージョンにしてもらいました。(上記画像)

期待感満載状態で、エンジン始動! あれれ

上記の修理を完了し、さてエンジン始動!復活するかなぁと。

ブロロロン!

エンジンをかけてみたけれど、点きませんでした。

ガーン!

続くで候

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ベスパET3 テールライトユニットがついにバキャッ!と壊れる

ベスパET3は、修理を楽しみながら乗るバイクです。この間、せっかくいい調子だったテールライトがまた点かなくなってしまいました。ちょうど帰宅途中でしたので、7イレブンの前に停めて、緊急措置をセロテープでやって帰宅しました。

(こりゃ、ダメだな。そろそろテールライトユニットを丸ごと買おう)

そう心に決めて部屋に戻るなり、すぐに宇賀神商会さんのサイトを検索すると・・うぉ、売り切れでした。

宇賀神商会さんにお問合せフォームからお問合せすると入荷が7月末から8月とのことでした。

ベスパET3 テールライト修理の軌跡

結局、少し前は、コードレスのはんだこてを使って、適当な修理を自分でやったわけです。

適当な修理の記事はこちら

適当な修理の記事をご確認いただいてもわかるように、素人補修ではありますが、普通に点灯するようになったし、「ま!いっか」とそのまま乗り続けておりました。

ところが、

また先日、帰宅時に「アレ、点いてな~い」ということで、緊急セロハンテープ補修をやったという流れです。

で、そのセロハンテープ補修をやっているときに、テールライトのユニットのコードと接続部のプラスチック円形の部品がバキャッと割れてしまい、そのまま、無残にボロボロボロ~っと地面に落ちました。

当然ながら、テールライトの電球を支えるものがなくなってしまったわけです。そこで仕方なくセロテープで応急措置をしたのですね。(はぁ~ 困ったもんだ)

ベスパET3 テールライトユニット内部の部品が壊れた

こちらの画像、わかりますかね。

黄色いコードの先に、金属がついています。

そこに意味不明ですけれど、とりあえず銅線をぐるぐる巻きにしてある箇所がありますよね。

ここには、プラスチックの円形の部品が組み込まれているのですね。つまり支えの部品です。

それがね、バキャッと壊れて、ボロボロボロ~でした。

ですから、宙ぶらりんになってしまいましたね。銅線を巻いているのは、うまく隙間を埋めようとした努力の足跡だと思ってください。でもほぼ意味ないです。

上の段にもう一つ電球がはまっています。

これがブレーキランプです。

こちらのブレーキランプのはまっている右サイドを見ると黒い円形のプラスチックが支えとなって、非接触面をつくりあげている図がわかりますでしょうか。

これと同じ構造が下のテールライト球のところにもなくてはならないということです。

取れちゃって、ボロボロになったのですから、もう収めることが出来ませんね。

で、、、、考えました。

こうなったら、電球と金具をはんだ付けしてしまえ!

テールライトユニットが発注できるまでに間は、テールライトがしっかりと作動するようにしないと、昼間はいいですが、夜はさすがに危ないですよね。停車中に後ろから追突されるとか・・・。

ブレーキを踏んでればストップ球が光りますので、それで後続の車などに伝えることはできますが、やはりテールライトが光っていないのは、ちょっと不安です。

はんだ付けですよ、はんだ付け!こうなったら完全にはんだで固定しちゃえばいいやという発想です。

ベスパET3のテールライトの電球をはんだづけしてしまう

まずは左側。

誰かに持ってもらってやることが出来るのであれば、楽なのですが、そこは漢!!甘えは禁止の漢の世界です!

電球をうまく、仮固定して、左側のはんだ付けをやりました。

ベスパET3 テール球を強引にはんだづけしました

そして、こちらが右側はんだづけ、とりあえず完了の図です。

電球の裏がわにある、電球を挟む部品あるじゃないですか。これもブレーキランプのところ見てもらうとわかりますよね。

このコの字の金属部分は、あくまでも電球を支えるものでしかありません。

こちらの金属部分と電球が接触すると、電気は通らないです。

ですから、下のテールランプが収まるべく「コの字の部品」をよく見てもらうとわかりますが、外側にビローンと広げてますね。

要するに、接触させないためです。

こんな古典的手法でもなんとか直っちゃうからね

まさか、はんだづけで、テールライトを固定するまでやるとは思いませんでした。国産スクーターとかバイクなら、こんな苦労はまぁ、ないでしょうね。

僕もバイク歴相当長いですが、初めてです。

でもはんだごてを外で使えるハンディはんだこて、コードレスはんだこて、けっこう便利ですよね。

はんだを溶かしたものが何回か、自分の足の上に落ちて、

「うぉおおお!」と一人でうなってましたが、

 心頭滅却すれば火もまた涼し!!の心境です

はんだが 自分の足の上に落ちて、ジュッとな。

それを経験したら、たいていのことは怖くありません。

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ベスパET3 メーター球交換のやり方

他のスクーターとかバイクはメーター球の交換などやったことがないのですが(ほとんどやる必要がないぐらい滅多に切れないと思う)ベスパのオールドの場合は、一応すべての電球交換のやり方を知っておく必要があります。

では今回は、メーター球についてです。

ベスパET3のメーターってこんな感じ

ベスパET3のメーター

どよ~ん。はい、ベスパET3のメーターです。これね、ET3を購入したところで、交換用のメーターを送ってもらったんですね。

最初届いた段階では、メーター内に水滴が溜まってしまっていて実用に耐えないと思ったので、伝えたら新品を送ってくれました。

でもこれが正規のものではなく、いわゆるパチモンということは知ってたのですが、正規のものなどまず入手は難しいと思いましたので、「ありがとうございます!」で終えました。

いわゆる偽物なのですが、偽物の一番よくないのは、メーターパネルですね。この写真だと「どこが?」と思われるかもしれませんが、実はこのパネル、後ろからの照射に対して、どこも光りません(笑)

単に、黒いパネルに、白の塗料で数字とかが書かれているだけです。おそらく●フオクあたりの4000円商品だと推察します。

で、通常のET3のメーターは、メーター本体とケーブルとパチン!とはめ込むタイプです。でもこちらのパチモンは、ねじ式なのですね。

はめ込み式ではなく、ねじ式であるとうことは、このメーターをーに交換する際には、デフォルトのメーターケーブル、アウターは交換というセット作業が必要であることを念頭に置いておきましょう。

どのようにメーターをはずすの?

ベスパET3のメーターを外す第一歩はここから

いきなり、フロント周りの画像に変わりましたが、ここが第一歩なのです。

画像中央に、少し太めのワイヤーケーブルが見えますよね。これって、本当はもう少し短めなのですが、ケーブルを交換した後で、既製の長さより少し長めなので、フロント全部にグイっと突出した感じに収まります。

でもまぁ、このぐらいの長さがあっても影響はありませんし、メーターを外すという作業の場合は、かえってやりやすいかもしれません。

なぜなら、このケーブルを右手でしっかりと持って、ケーブルを「上に押し上げる」ようにしてメーターを外すからです。

(↑こことても重要)

メーター本体を「上から引き上げる」式ではなく、メーターケーブルを「上に押し上げる」ですよ。

これ、めちゃくちゃ重要!です。

理由は、上から無理に引き上げると、メーターケーブルのアウターにけっこうな力がかかってしまって、アウターケーブルの周りのビニール被膜が破れてしまう可能性、および、アウターケーブル自体に亀裂が入り、最悪、ケーブルの通り道に穴が開いてしまうことがあるからです。

ですから、上から引き上げるのではなく、下から押し上げるようにしてください。

下からの押し上げであれば、ケーブルに無理な力(被膜を引き裂く力など)がかからないので、アウターケーブルへの負担が少ないです。

ベスパは、稼働させる部分にワイヤーを使っています。このワイヤーは、インナーワイヤーといいます。

外側がアウターといいます。ベスパの場合、それらのアウターケーブルが実に狭いところを通っているのですね。

ですから、ベスパの場合、アウターの交換で、途中で切れちゃったり、亀裂が入ったり、新品で通すときにも狭い道を通るため、けっこうひと作業終えると、それだけでアウターにダメージがあるとと思っていいのですね。

ワイヤーの多くは、インナーにおいてのワイヤー破損も当然ありますが、アウターが割けてしまったりすることから内部のワイヤーに悪影響を及ぼすことが多いのです。

これがベスパET3のメーターケーブルを押し上げたところ=
ケーブルを押し上げると、メーターがピョコンと出てきます。

この画像、わかりますよね。

ケーブルを下から押し上げることで、メーターが上にニュキニュキと持ち上がってくるのです。

要するに、ベスパET3のメーターは、何かでねじ止めされているとか、がっちりとハマりこんでいるわけではなくて、ただ単にそこに収まってるだけなんですね。

正直最初は驚きました。

「おい!こんだけかよ」という。

角度を変えて、メーターが持ち上がったところを見てみましょう

はい、これがシート側からの画像です。ニュキっとね。

ベスパET3のメーター球交換の際は、このぐらいまで持ち上げましょう

今回は、メーター球の交換作業ですので、このぐらいまでメーターを持ち上げるようにするといいです。青い線が見えてますね。

こちらも角度を変えてみてみましょう

シート側からの撮影です。

これで、メーター球の交換がしやすくなるはずです。

ベスパET3のメーター球

宇賀神商会さんで購入したベスパET3のメーター球です。これは、冒頭に述べたデフォルトのメーターの場合は、電球が収まるソケットの形状が違うので、メーター球を購入の際は、その点をよく確認したほうがいいです。

それと、宇賀神商会さんで売っているメーター球は、12V仕様なのですね。もしベスパET3にがっちり合うボルト数を選択するのであれば、6Vですので別のネットショップを探したほうがいいかもしれません。

でもこちらの12Vのメーター球でもちゃんと使えます。もちろん、明るさは落ちますが。

ベスパET3のメーター球です

袋から出しました。ちっちゃいね。

メーター球の交換は、電球をソケットにぐっと押し込むようにすると、回転しますので、そうすると簡単に外せます。

外した電球を明るい空にかざしてみると、やはり切れていました。

たいてい電球が切れるということは、そこに過度の電流が流れたためですので、たぶん最近テールライトのユニットがそろそろ限界で、金属部分との接触が悪くなってしまったため、テールが切れて、電流がメーターその他に多く流れたことによって切れたものと推察します。

ベスパET3 メーター球交換後の様子

はい、こんな感じです。

さてここでも注意点が2つあります。

上記の画像は、通常のノーマルのET3のメーターではなく、パチモンメーターですので、電球が収まっている箇所の形状も違いますし、メーター球ソケットの外し方も違います。

ノーマルの本当のメーターの場合は、メーターにがっちり食い込んでいて、ソケットが異様に外しにくいのですが、それを無理やりやると、バキッと折れてしまう可能性があります。

ノーマルの本当のメーターの場合は、プラスチックの台に、プラスチックのソケットが刺さってる感じです。

これを外すときには、そのまま外すのではなく、回転させて外しますので、この点は覚えておいてください。

それから、上記の画像の状態のまま、

「さて、ちゃんと点くかなぁ」とエンジンをかけたとしても点きません。

銅線一本のラインですので、なんとなく想像つくと思いますが、メーター球交換後、元のメーターにきちんと収めてから実験をしないと点かないのですね。

つまりソケットの周りの金属部がメーターの金属部に収まることでアースが完了して、めでたく電球がつくという寸法であります。

いかがでしたか。

ベスパET3のメーター球交換、けっこう簡単ですよね。

上記に書いた注意点の数々を絶対に忘れないようにして作業をしてみてましょう。

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ベスパET3の2ストオイル新品セッティング

ベスパの2ストオイルが、もうすぐボトルが空になりそうなので、新しいオイルを用意しました。

うん、ただそれだけなのです・・・けどね。

ベスパは混合給油なので、なくなる前にネット発注しておきましょう

ガソリンを入れることと2ストオイルを足すことは、常にセットです。一回でも忘れるわけにはいかないし(絶対)、儀式だと思って、楽しんでください。

ベスパET3の2ストオイル、新しいボトルを用意しました

ファ?

一体何なんだ。このピンボケは・・・。

一応ピントを合わせたつもりなのですが、仕上がりが悪すぎますね。すみません、どうかお許しを。

アマリーのいつも入れてる2ストオイル

これ、容量が1クォートです。

だいたい946ml ですね。1000ml(ミリリットル)が1L(リットル)ですので、まぁ、1L弱の容量です。

 ベスパには2ストオイルを入れるための計量カップが必要です。これはデフォルトでついていると思いますので、それを使いましょう。

2%の混合を作るので、4Lずつ給油するということになると、一回で、80mlずつ入れることになります。でも計量カップはわかりやすく表示されているので、つまり4Lのガソリンを入れたら、計量カップに表示されている「4L」のところまでオイルを入れて、それをガソリンの給油口に注げばOKということです。

ちなみに上記の画像のオイルは、楽天とかamazonでも売っているので、ネットで2本ぐらいずつまとめて買っておくといいでしょう。

だいたい2本で4000円ちょっとぐらいになると思います。(送料は別個かかるかも)

新品ボトルをセット完了!

はい、新品ボトルをここに入れておきましょう。

そう、ベスパの場合、オイルを持ち歩くのは必須ですので、入れる場所は、ここです。択一!!この場所以外に入れる場所はないと思ってください。

必ずぼろきれも入れておくといいですよ

で、ぼろきれ、も常備しておく必要があります。

アマリーのボトルから計量カップに入れて、ガソリンの給油口にオイルを注ぐわけですが、やはり、やっていくうちに、あちこちがベトベトしてきますので、定期的にちゃんと拭いてあげましょう。

また、給油の際には、シートを開けますよね。

その際に、ついでに軽くシート下のところを掃除するにもちょうどいいですよ。

2ストのにおいは、マジでそそられます。

はい、なぜ僕はこんなにオイルの話題が好きなのか・・・・。

もうおわかりですね。

僕はオイルフェチなのであります!

しかも2ストオイルね。これが燃焼したときのにおい・・

やばい。

ずっと嗅いでいたい。病気かな??

昔ね、キンモクセイの香りがするオイルがあったんですよ。なんなんだろうね。カストロール?

あのオイルの匂いにもう一度出会うことが出来たら思い出すのですが、どうやら・・・もう販売していないみたいですね。

2ストオイルフェチであること、内緒ですぜ、旦那。

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ベスパET3の正しいブレーキのかけ方と注意点

ベスパの中でもオールドベスパといわれるモデルは、全体的にブレーキの効きはよくありません。普通のスクーターとか、バイクと同様の感覚で乗ると制動距離が長いことに気付くはずで、ブレーキのかけ方と注意点を知っておいたほうがいいでしょう。

バイクのブレーキは、ディスクブレーキとドラムブレーキがある

現行モデルのバイクは、前輪ディスクブレーキとか、前後ともにディスクブレーキになっているものが多いため、フロントブレーキに対しての信頼感があります。

スクーターは前後ともにブレーキシュータイプのモデルが多いものの、それでもスポーティな走りをするスクーターは、フロントはディスクブレーキ仕様のものがけっこうあります。

ちなみにディスクブレーキっていうのは、レバーを握ることでマスターシリンダーがブレーキフルード液を押します。

押されたフルード液はホースを通って、キャリパーの中にあるピストンを押します。ピストンによって押されたブレーキパッドが車輪のディスクを押して、摩擦によってブレーキがかかるというう仕組みです。

レバーはテコによって、いい感じの量のフルード液を押していきますので、効きがいいわけですね!

ディスクブレーキに対して、シュータイプのものは通常ドラムブレーキといわれています。

ドラムブレーキは、簡単にいうと、車輪軸の中にあるシューがレバーを握ることで外側に押し広げられて、ブレーキがかかるという仕組みです。

ディスクブレーキに対してドラムブレーキのほうがコスト的にも安価であることは間違いなく、つくりもシンプルです。

ブレーキの効きということをいえば、ディスクのほうが効きますし、停まり方(止まり方)の面でも微妙なブレーキコントロールがしやすいです。

ベスパET3は、通常フロント主体ではなく、リアブレーキ主体で制動させる

結論から言いまして、ベスパET3のフロントブレーキは効かないのですね。

どれぐらい効かないかと申しますと・・・形容しがたいのですが、ブレーキとして存在しているのかどうかわからないぐらい効かないと思っても言い過ぎではありません。

従いまして、フロントブレーキの使い方は、停まる間際の微調整として使う!これが正しいです。

ベスパET3で停まる際は、とにかくリアブレーキを主体で停まるよう心がけないと、「おわわわわ!」ということになります。

ベスパET3のリアブレーキは、フットブレーキです。

↑こちらがフットブレーキです。

本当は黒いラバーなのですが、ここはアルミ製に変更しました。ひそかに自分なりには気に入っているパーツです。

で、このリアブレーキ=フットブレーキを主体に、つまり、停まるときに限らず、ブレーキングの90%以上は、リアでと覚えておいてください。

最初のうちはリアブレーキの力の入れ具合、加減がわからないため、強く踏み込みすぎたりしますので、どのぐらいのスピードであれば、どのぐらいの踏み込みというのを実際に乗ってみて測ってみるといいでしょう。

たぶん、ブレーキも個体差がありますからね。

ベスパET3のフロントブレーキレバー

↑こちらがフロントブレーキレバーです。

まぁ、普通のレバーではありますが、これをギュ~~ッと握ろうが、あまり効きませんので、フロントディスクブレーキ搭載のモデルに慣れた人は、絶対にフロントの効きはほとんどないのだと肝に銘じて乗るようにしてみてください。

バイク乗りにとって、走る以上に大事なのは、止まることです。ブレーキですよ。

ベスパのオールドは、フロントブレーキがあまり効かないということを実感してから徐々にスピードを出していくようにしないと、怖いことになりますから、本当に注意ですね!

フットブレーキのリアの操作に慣れてきたら、自分なりに制動距離を掴むことができてきます。

制動距離は、車でもバイクでも自転車でも乗ってみて、ブレーキをかけてみないとどの程度かわからないです。これは理論的なものではなく、実際に乗って判断すべき重要事項だと思います。

ベスパET3でエンジンブレーキはどうするの?

ブレーキというくくりでいうと、フロント、リア以外のもう一つのブレーキといわれるのが、エンジンブレーキです。通称エンブレですね。

バイクや車などの乗り物は、アクセルを回す(踏む)ことでガソリンを供給します。でもアクセルを戻すとガソリンの供給がとまり、タイヤの惰性回転だけでエンジンを動かす状態になります。なので、ここでエンジン特性からブレーキのような作用となるわけです。

エンブレ、うん普通に使いますよね。特に有効なのが下り坂とかでしょうか。

でもね、ベスパET3の場合は、エンジンブレーキは多様しないほうがいいのです。

というか、エンブレはなるべく使わない乗り方にしないと、壊れやすくなります。

簡単に言うと、動こうとする力と止まろうとする力がエンジンとかクラッチに影響を与えるからです。

もちろん自然的なエンブレはさほど気にしなくていいですし、バイクの速度が落ちてからのエンブレは回転合わせ程度に使うぐらいですから問題ありません。

高速走行時からギュイィ~ン!ギュイィ~ン!とやるエンブレは確実にエンジンとクラッチをいためてしまうので、特にこういうオールドタイプのバイクの場合はその点は労わっていきましょう。

ベスパET3で止まるときはこうやろう。

まずはフットブレーキ(リアブレーキ)をかける

速度が十分に落ちたところで、シフトを4⇒3⇒2とダウンさせて(その際、クラッチを握ったままダウン)いく

止まる間際ぐらいにニュートラルに入れる(カコッという感じ)

最後、停止線にゆったり止まれるようにフロントブレーキで調整する

この流れです。

ポイントは、シフトダウンですね。

シフトダウンの際に、クラッチを握って、ダウン、そこでクラッチをあけてしまうと、負荷がかかりそれがエンブレとなるので、速度が下がったところで、クラッチを握ったまま、4、3、2と下げていきます。そして止まる間際にNに入れるということですね。

そうするとエンブレをほとんど使う必要がないため、エンジンにも優しいということになります。

くれぐれもフロントブレーキの使い方はメインにせずに、止まるときの調整要素でしかないということを念頭においてブレーキングです。

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ベスパET3に積んでいる工具類の紹介

ベスパの左側のサイドボックスは、メインキーでガシャリと開けます。そこは小さな空間ではあるのですが、工具などを入れる場所として重宝するでしょう。

今回は、積載の工具類を簡単に紹介します。

ベスパには工具積んでないと、本当の意味でツム!

スクーターのラゲージスペースに比べて、容量的には思い切り少ないのですが、工具は絶対に積んでおいたほうがいいでしょう。シート下のスペースには、「2ストオイル」「オイル計量カップ」「布切れ(オイルが垂れたらすぐに拭けるように)」と3点セットを入れるのが通常です。

左側のカギで開けるボックスのところには、工具を入れておきましょう。

では、

ベスパET3に積んでいる工具類(その1)

画像左手から、プラグレンチ⇒プラスドライバー⇒セロハンテープ⇒プライヤー⇒T型スパナ

けっこうゴツイでしょう。

このプラグレンチは、とても使いやすいです。サクッとプラグが回りますね。

ベスパET3に積んでいる工具類(その2)といいますか、これは電球の予備ですね。

これは工具ではなく、各種電球です。

普段はきれいにまるめています。

ベスパET3に積んでいる工具類(その3) こちらは電球それぞれが壊れないようにコンパクトにまとめた様子です。

こんな風にね。

ガラス製品ですので、もうちょっと梱包をしっかりしてプチプチみたいな梱包材で守ったほうがいいのでしょうけれど、まぁ、なんとか大丈夫でしょう。

ベスパET3に積んでいる工具類(その4)この工具箱には、ゴム管とか細かいものも入っています

こちらがメインの工具箱です。スパナとか細いマイナスドライバー、プラグ、ゴム管(ウィンカーのネジを内部で止めるためのゴム管)、六角レンチ、大小のネジとかボルト、ナットなどが入っています。

ベスパET3に積んでいる工具類(その5)スパナ類です。取っ手の部分がへこんでいるスパナは、一本が高いです。

一番上に横向きに置いてあるのが、ベスパET3に最初から備え付けのスパナです。

このスパナの中で、金額が高いのが、左から3番目と、6,7,8番目です。取っ手が少しへこんでいますよね。

これ、一本の金額が高いんですよ~

でも非常にソリッドなスパナです。

ベスパET3に積んでいる工具類(その6)こちらは六角レンチ。一番小さな六角レンチは、ウィンカーの交換で必須です。

一番下の一番小さな六角レンチは、一番使用頻度が高い可能性があります。

これはウィンカーを自分でばらして、自分でつけるときに、どうしても必需品となります。番手というか、大きさはわかりませんが、たまたま家にあったものがジャストフィットで小躍りした経験があります。

スパナ、ドライバー、六角レンチは、100円ショップにも売ってます

ですから、何も高いものを揃える必要はないでしょう。工具として役立てれば大丈夫です。

こんなに工具を積んでなければいけないの?と思われるかもしれませんが、もしもの時のために、ある程度使用頻度が高いものは入れておいたほうが無難です。

電球は、過去記事でも僕自身が困っている様子が描かれていますが、一時、交換しても交換してもすぐ切れるということがありました。

なので、「ベスパは電球切れをよく起こす車種なのだ」という呪縛にかられてひと揃え以上、買ってここに備蓄してある次第です。これ以外にも家にも置いてあるので、なかなかの電球マニアぶりとなっております。

でも電球切れをよく起こす根本原因は突き詰める必要がありますよね。

特にテールライトの球切れがしょっちゅう起こっていましたので、もう勘弁!ぐらい何度もテールライト交換しました。

ところが・・・よくよく原因を追究すると、球切れには違う原因が潜んでいることが多いみたいです。

今は、研究と治療のおかげで、久しく電球切れは起こしていません。なので、ここにずっと入れっぱなしだと振動で割れちゃうのでは?という心配のほうがあります。(割れないけどね)

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ベスパET3 ハンドチェンジの様子

ベスパは、見た目のソフトな印象とは違って、乗ってみると武骨なバイクです。「乗る楽しさ」を感じるのは、やはりシフトチェンジですね。

ハンドチェンジの様子を今回は画像でご紹介します。

まずは大きな画像で、ニュートラルを確認してみてください。

「・」の位置ですね。

ハンドチェンジするには、クラッチを握ります。人差し指と中指の2本がけとか、中指と薬指、小指の3本がけとか、皆さん好みがあると思うのですが、ベスパの場合、確実なミートを心がけているので、今は全指がけです。

クラッチを握ったら、ローに入れます。(カコン!という感じ)

そして発進するときには、握ったクラッチをゆるめながら、右手のアクセルを回していくのですね。

ある程度、エンジン回転が上がったら次は2nd(セコ)にシフトアップします。その際もクラッチを握って⇒ハンドシフトで2の位置に合わせて⇒アクセルをひねるという手順です。

その後、3rd(サード)に入れるときも、4th(トップ)に入れるときも、クラッチを握ってハンドシフトを3とか4の位置に合わせて、アクセルをひねる!この流れですね。

最初慣れないうちは、数字の位置が合ってるかどうか気になりますが、慣れてきたら、左の手元数字など見なくても手の形で覚えていきます。

また、不安な方は、シフトチェンジした左手を人差し指と中指を軽くシフトレバーに添えておくとその指の角度とか、触れ具合で、今はセコだな・・・サードだな・・・ってわかります。

たいてい、ローとトップは、数字を見ないでもわかるのですが、セコとサードの位置が最初はちょっと不安に感じるかもしれません。

うん、でもすぐですよ、すぐに慣れます。

ベスパは女性も乗れるバイクですので、是非女性にも乗ってほしいですね。

ローのときには、手前にグイッという感じで回しますが、セカンド、サード、トップと向こう側に回していく感じです。

上からの画像だとわかりにくいので・・・

ベスパET3 ハンドシフトをトップにいれたところ

右手側のレバーはブレーキです。

左手側(つまり画像だと右側ね)がクラッチです。

右と左のレバー角度を見てほしいのですが、クラッチ側はけっこう下に向いていますよね。

はい、トップに入れるとこんな感じになります。

ですから走行中は、そうですね・・・トップに入れたところは、左手が逆Vの字で、レバーにかかった感じに自然となるんですよ。

皆さんがよくやるピースマークをほぼ真下に向けて、逆Vの形にした人差し指と中指をクラッチレバーにちょいがけした様相ですね。

さすがにその写真は、どうやっても撮れないので、想像してみてください。

また、ベスパにご興味を持たれた方は、ショップで実際に触ってみるといいでしょうね。

注意)ベスパを購入する際は、「この店はやめておいたほうがいい」っていうところもあるので、ご相談ください。

店では「即買い」をせずにちゃんと見るべきポイントを洗い出してから購入するかどうかを考えたほうがいいでしょう。

ベスパET3 トップに入れたところ、前から確認

こちらの画像のほうがわかりやすいかな。

クラッチレバーがグインと下向いてますね。

ベスパET3 トップに入れたところ、運転席側から確認

一応、運転席側、シート側から撮影してみました。普通のスクーターだと、こんな風に左のレバーは下に向きませんよね。

そう、普通のスクーターは、左手のレバーは、後輪ブレーキのレバーです。

ベスパの左手のレバーは、クラッチです。

クラッチをひねってシフトする、つまり手でハンドシフトを行うバイクなのです。

停車しているときは、シフトはとても入りにくいですよ

上に画像群は、このブログにUPするために、停車してシフトレバーを動かしています。

本来、シフトチェンジというのは、メンテナンス時は別ですが、普通は走行中に行うものです。

ですから停車中にシフトをチェンジするコツは、シートにまたがって、バイクを前後に動かすのですね。そうすると停車時のシフトチェンジがしやすくなります。

また、ベスパのシフトワイヤーは、あまりに無理な力を入れるとワイヤーが伸びてしまうことがあります。

ですから、特別な場合以外は、あまり停車中にシフトをグリグリ無理にやらないほうがいいですね。

もちろん、走行中はそんな無理な力は必要とせずに、カコン、カコン!とシフトチェンジ出来ますからワイヤーの伸びなど気にしなくていいです。

シフトチェンジがやりにくい!重い!と感じたら

もし購入前にその現象を知ったならば、ショップにシフトワイヤーとアウターを両方交換してもらうよう交渉しましょう。

ベスパで個人メンテナンスが出来る方は、シフトワイヤー、ブレーキワイヤー、アクセルワイヤーと交換できるのでしょうけれど、ここに「アウター」が絡んでくると、まぁ・・・一人でやりきるのは、相当の手練れにならないときついのではないでしょうか。

もし・・・もしですよ。シフトワイヤーのアウター交換を無理やり個人でやろうとした場合、ベスパの構造上、もし失敗したら、アウターを元の場所に戻すのは、至難の業となってしまいます。

「アウター」というのは、ワイヤーが通ってる外側の部分です。アウターは、経年劣化とかで、途中でひび割れたり、裂けてしまうと、ワイヤーの滑りが悪くなります。

それがシフトの重さ、スムーズではないシフトの動きの原因となることが多いです。

従って、購入前にスムーズにシフトチェンジが出来るかどうかを絶対に確認しなくてはいけないのです。

同様に、アクセルの重さ、クラッチの重さ、フットブレーキの効き、フロントブレーキの効き、など見てくれの外面よりも重要なチェックポイントがありますので、どうか注意されてください。

見た目が再塗装が施されて、綺麗だなぁ!という部分よりも

走る、止まる、曲がるがきちんと出来るバイクなのかどうかの確認のほうが何倍も重要です。

また、ベスパは、鉄ボディですので、オールドタイプは多少の錆があるかもしれません。タッチアップで対応できるぐらいの多少の錆とか傷なんかより、上記のチェックポイントを重視しましょう。

シフトワイヤーとアウターが新品交換されていて、まともなワイヤー調整がされていれば普通はカコン!カコン!とシフトが小気味よく決まります。

これがもし決まらない・・・なんか重い・・・なんか疲れる・・そう感じたら原因を取り除く必要があります。

ショップの人が

「いや、ベスパってこんなもんですよ」と言ったら、その場に1分いるのも時間の無駄ですから立ち去りましょう。

バイク屋の「オールドはこんなもん」「旧車はこんなもん」「ベスパはこんなもん」は絶対に信用してはいけないです。

本当にメンテを知ってる人、本当にバイク乗りを大切にしてくれるショップの人は、「〇〇はこんなもん」などと口が裂けても言いません。

それどころか、何かトラブったら、徹底的に原因を追究してくれます。そして直してくれます。

残念ながら「〇〇はこんなもん」と平気で言う輩が居ますので、その点だけはどうかどうか注意してください。

乗り味はとても大切である

バイクに乗る人は、自分のバイクの乗り味を気にします。バイクのちょっとした不調を耳とか身体、手で感じることが出来ます。

一番わかるのは、そのバイクの乗り手です。

ドライバーです。

但し、ある程度の期間乗ったからこそわかる感覚というものがありますので、買ったばかりだとどこが調子悪いのか、悪そうなのかわかりにくいですよね。

または「買う」という喜びが先走って、若干舞い上がってしまっているかもしれません。

だから冷静にチェックする必要があるのです。

ひとたびバイクを買って乗り始めたら、いい意味での相棒ですよ。

相棒の調子が「なんか変だな」とわかってきたら、修理やメンテナンスが必要なサインです。

音が変だな、シフトフィーリングが妙に変わったな、曲がるときにちょっと違和感を感じるな、シートに伝わる振動がいつもと違うな・・・などなど、だんだんと自分でわかってくるのですよね。

そのうえで、バイク屋さんを訪ねるわけですから、

きちんと診断してくれるところがいいですね。

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ベスパET3 給油のやり方

ベスパET3は混合給油です。

混合給油?となる方もいらっしゃると思います。

簡単に言うと、ガソリンを入れるときに、2ストオイルも決まった割合で入れてあげるということです。

混合給油だからって別に面倒じゃないですよ

給油方式で「分離給油」とか「混合給油」とか出てくるのは2ストのバイクですね。

分離給油は、オイルランプが点いたら、ホームセンターとかバイク屋さんに行って、2ストオイルを買って、オイルを入れる専用口にドボドボ~っと入れるだけです。

混合給油は、ガソリンを入れるたびに、2ストオイルを「ガソリンを入れるところと同じところ」に決まった量を入れる方式です。

ベスパET3は、混合給油なのですね。でもこれはベスパ乗りにとっては、けっこう楽しい作業ではないでしょうか。面倒じゃないです。ガソリンスタンドでほんのひと手間かかるだけです。

ベスパET3ガソリンを入れるぞ

はい、ということで、いつものガソリンスタンドに到着しました。

停める位置はこのぐらいがちょうどいいと思います。↑

ベスパET3のシートを開けましょう

シートを開けて、ガソリンタンクの蓋を開けましょう。

ガソリンを入れるときに、満タンとか定量金額って書いてありますよね。

別に満タンでもいいのですが、僕はいつも定量金額にします。定量「金額」とありますが、実は「ガソリンの量を定量指定」も出来るのです。

エネオスですと、上記画像のような感じです。ここで「お好み」というボタンをタップして、続く画面で「4リットル」に指定するのです。

なぜ、4リットル指定?

指定項目の中には、4リットルというのはありませんので、ボタン操作で、「4」というボタンで4リットル指定してください。

なぜ、4リットル指定なのかというと、ベスパET3は、ずっと乗っててわかったのは、だいたいリッター25キロなのですね。

つまり一回の満タンで、100キロぐらいは走行するということです。実際は、もっと距離出るはずなのですが、僕は100キロごとに給油するよう心掛けています。

ベスパET3などのオールドベスパは、いわゆるバイクなら当然ついている「ガソリンの警告灯」がありません。

だから慣れないうちは、街中で突然エンジンストールみたいな現象が起こって焦ることもあるでしょう。

「え?なんで止まったの?」と。

でもご安心ください。そうそう壊れないですから。

ガス欠になる前兆は、アクセルをひねったときに、「なんかアクセルの動きについてこないな。ボボボって感じだな」と思った瞬間です。

走行中でも慣れてれば、足元のガソリンコックレバーを「R」が上になるようにひねればリザーブタンクへ切り替わりますので、エンストは免れます。

しかしながら、走行しながら、しかも慣れていないうちは、どっちにひねればRだっけ??とプチパニックになる可能性がありますし、片手をハンドルから離すことになりますので若干危険です。

そうこうするうちに、エンストしてしまうでしょう。

もし走行中にガス欠でエンストしたら、慌てずにバイクを安全に左側に寄せて、ガソリンコックを「R」と書かれたほうが上になるようにしてひねってください。

そして、エンジンを再始動すればかかります。

ガス欠したあとだと、キャブのガソリンが失われた直後ですので、リザーブ「R」に切り替えてもすぐにかからないかもしれません。でも慌てないで、何回かキックすればかかります。

キックの際は、すでにエンジンが暖まっているのですから、チョークを引く必要はありません。

さて、4リットル指定の話に戻ります。

つまり、4リットルで100キロ走るんだな、って覚えておけばいいです。あとはメーターの距離計のところをチェックしつつ、概ね100キロぐらい走ったら、ガソリンスタンドに入る習慣が出来ればいいですね。そうすれば、街中でのふいなガス欠で、止まったりはしないです。

そう、4リットル消費したら4リットル入れるというサイクルだということです。

ベスパET3給油中

はい、とうことで給油しています。

4リットル指定にしたということは、4リットル分のガソリンがしっかりとノズルから出てきます。

でもたまに、ちょっと早めにガソリンスタンドに入った・・・ならば、4リットルをそのまま入れると、ガソリンが溢れてしまうことがありますので、よく見ながらやってください。

4リットルまで入れたら、あぶれそうだな・・・と判断したら、ガソリンスタンドの供給メーターがクルクルクルクルと動いてますよね。あれが3.5リットルぐらいのところで入れるのをやめましょう。

とにかくガソリンタンクのところをしっかり見ながら、ガソリン供給のメーターもちゃんと見るのですよ~

画像だとわかりにくいですね。

そうですね、ガソリンをなみなみ、表面張力いっぱいいっぱいまで入れるのはNGです。なぜなら、このあと2ストオイルを入れなければならないからです。

その分の容積をちょっと残しておかないといけませんね。

ですからこの画像上ではわかりにくいのですが、5mmから1cmぐらい下のところまで(満タン満タンにしないで)入れるといいでしょうね。

はい! 上記画像のとおり、ベスパのオイル計量カップに2ストオイルを入れます。入れる量は、4リットルガソリンを入れたならば、「4LITERS」と書かれたラインぐらいまで入れればOKです。何もどんぴしゃりの量じゃなくても、そんなに心配しなくていいです。

ただ、少なすぎるのはよくありませんので、極力狙いを定めて、4リットルガソリンを入れたら4LITERSのところまでですよ。

もちろん、わかると思いますが、3.5リットルしかガソリンを入れてなかったならば、このオイル計量カップの3LITERSと4LITERSの中間ぐらいまでオイルを入れてください。

画像は4LITERSの目盛りをほんの少しオーバーしていますよね。2ストオイルって、けっこう粘り気がありますので、計量カップからガソリンタンク内に入れたとしてもカップ内にオイルが少し残るんですよね。ですから、僕はいつもほんのちょっとラインより上にしてるのです。

ベスパET3のガソリンタンクに2ストオイルを入れているところです

こんな感じですね。

計量カップはベスパ用です。これも普通は車体に付属しています。なければ宇賀神商会さんとかで買いましょう。

入れているオイルは、アマニーです。

これですね!アマニーの2サイクルオイルです。

↑このオイルはまぁ、定番のうちだと思います。

ベスパET3のガソリンタンクの蓋

はい、それではガソリンを入れて、2ストオイルを入れ終わったら、こちらの蓋を閉め忘れることがないよう注意してください。

パコっと締めて・・・

ベスパET3のガソリンの蓋、ネジを閉め忘れないように

最後にネジをしっかりと締めましょう。

オイルを入れて、ガソリンタンクの蓋を閉めたら

はい、乗りだしOKです。

オイルを入れたあとに、軽く車体を左右に揺さぶってもいいのですが、別にやらなくてもダイジョブです。

元々残っていたガソリンから先にキャブ到達しますので、そのままエンジンかけて走り出しても問題ありません。

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ベスパET3は、音がいいんです!

乗ってる喜びが感じられるバイク、それがベスパET3です。大型バイクの乗り回しに疲れた方、街乗りメインの方(遠出もできるけどね)、ふと!スクーターの面白さに気づいてしまった方、、、などなど是非是非ベスパに乗ってほしいものです。

スクーターのブィィィ~~~ンとは違うんだな

普通のスクーターって走っているとき、けっこうブィィーンと軽めですよね。マフラー交換したりしてれば別ですが、普通のマフラーだと、だいたいどのスクーターも静かにブィィーーンです。

対してベスパET3の走行中の音ですが、機械チックです。音の表現がちょっと難しいですね。けっしてブィィーーンではないのはわかるのですが、はて擬音はどうやるのか!?

機械チックと書きましたが、うん、まさに。

スクーターはギヤチェンジ操作がないです。アクセルを回せば前に進むというもので、簡単に言うと自動変速されるのですね。

で、スクーターの駆動系をあけてみるとわかるのですが、普通のバイクのようにチェーンで動くのではなくて、ゴム製のベルトで動きます。Vベルトっていうのです。

遠心力で回っているベルトの位置が外側にずれていく仕組みで、高速回転になっていくわけです。

ギヤチェンジをする必要がないスクーターは駆動がスムーズでアクセルひねるだけなので、疲れないですし、街乗り、チョイ乗りにはもってこいなのでしょうね。

これらのスムーズな動きがゆえに、静かなのです。

ではベスパは?

こちらはギヤチェンジをしていきます。

そうそう、国産バイクだと、カブがありますよね。足のつま先、またはかかとでギヤをチェンジしていくあれです。

カブは足でやりますが、ベスパの場合は、ハンドシフトです。でもニュートラルからローに入れるときの「ガシャコン」というカブ独特の音は、若干ベスパに近いかなぁと思います。

でもカブのほうが「ガシャコン」がけっこう大きく響き、重そうですよね。

ベスパは、あそこまで「ガシャコン!」とはならないです。

「カコン!」という感じです。

そして走り出すと機械チックと書きましたが、何をもってそう感じるかといいますと、やはりギヤをチェンジしていくときに機械的な動作を感じるのです。

まずクラッチを握りギアを2ndとか3rd、4thと上げていく

手で握り、手をひねり、ワイヤーを伝わって後部のギヤに伝わっていく機械動作の一連が、いかにも機械チックで、楽しいのです。

これはね、乗ってみないとわからないと思います。

惚れるのは、アイドリングの音ですぜ、旦那!

バイク好きな人は、バイクの「音」に魅了される人がとても多いです。(僕もその一人)

4ストのブォン!ブォン!という音が好きだったり、2ストの加速したときの「コォォォォォォォォン!」という音が好みの人もいるでしょうし、ハーレーみたいな「ドッドッドッドッド!」という鼓動のような音を好む人もいることでしょう。

何にしても自分が乗ってるバイクの音に、それなりに魅了されているわけですよね。

車なんかでも、ミニクーパーなんかがセンターマフラーつけていい音出しているときには、思わず振り向いてしまいます。(今のミニクーパーじゃないよ、昔のだよ)

ランエボとかで、野太いサウンドさせてる車もいいですね!

まぁ、今の車・・・とりわけ電気っぽいやつは、おい!エンジンかかってんのか!?とわからないほど静かすぎて、つまらないです。

あれ・・後ろから迫ってきたら音が聞こえないので、恐怖ですよね。音が聞こえない⇒道路横切っちゃった⇒轢かれた・・・とか、そういう音が聞こえなかった事件ってないのかなと不思議に思います。

さて、ベスパET3のアイドリング音ですね。

本当は、youtubeとかで動画アップして皆さんに聞いてほしいのですが、今まで動画アップをしたことがないため、二の足です。

言葉のみでご勘弁ください。

ベスパET3のアイドリング時の音は、いやぁ~~~本当にほれぼれしますよ。

マフラー、チャンバー交換なしのノーマルとしてです。

イメージ的にはですね、、、う~ん、難しいな・・・。

近いのは、昔のディーゼル車のアイドリング時の音に似てるかな。昔のセドリックとか、ディーゼル車がありましたね。あんな感じの音です。

いや、わからんと・・・ですよね。

では、小型船舶の音かな。

ポンポンポンポンポン!という響きですね。

これもね、機械チックなんです。

うまく表現できていなくて申し訳ないのですが、オイルも小型船舶でも使うような油を使うものですから、そのように頭に浮かんだのですが、近いです。小型船舶の音。

これもね~ 一度聞いてみてほしいですよ、マジで!

つまり何を言いたいか

ベスパって、全体にスチームパンクムードが漂っていて、機械が目の前で息を吹き返し鼓動している様相なのです。

ボディも鉄ですし、どこか、ガシャコン、ガシャコンっと機械が唸っているようでもあり、静かにしているときには、ポンポンポンポン!と全体を微妙に震わせつつ、音に合わせて待機している・・・そんな感じなんですよ。

今風のマシン!ではありません。

でもどこか人間的、マスコット的、ロボット的なのです。

ベスパET3、本当にオススメのバイクです。

見た目がなんとなく丸みを帯びていて「かわいい」という人も多いかもしれませんが、僕はどちらかというと、内部の機関全体とか、鉄のボディから漂う質感とか、機械を感じさせる全体に漂う哀愁に惹かれます。

ハンドシフトの楽しさを一度味わったら、ずっと乗っていたくなりますよ。是非是非乗ってみてください。