先日、書店の投資関連のコーナーを見たら、FXほどではありませんが、米国株式投資の指南書みたいなものがズラッと並んでいました。これ、時代の潮流ですね。
米国株式の流行が続いている理由
この第一は、2020年のコロナ禍においても世界の株価をけん引するともいわれている米国株式市場が好調だったということがあると思います。
さらに個別企業(さすがに全部の企業は見られませんが)を見ていくと、米国の企業は最高益をたたき出すなど、尋常じゃない発展を遂げているからです。
その昔、世界のトップ30には、日本の会社が多く名前を連ねていました。でも今は・・・いわゆる「世界」のトップクラスブランドには、日本の企業の名前が載らず、ほとんどが米国企業、そして中国企業になったわけです。
最初は米国株式に投資することに二の足を踏んでいた投資家たちも日本語で口座開設ができるなど、気楽に取り組むことが出来る環境が整い、拍車がかかったのでしょう。
FXにおいても海外の会社利用が増えている
日本の投資家は、意外と高度な取引が好きです。金融派生商品とか、ちょっと仕組み的にさらりと理解できないような金融商品でも好んで取引します。
最たるものは為替取引におけるレバレッジ取引です。日本では金融庁規制が入るなどして、ドカンとレバレッジはかけらないですが、海外の名だたる会社は、レバレッジも○倍!!と凄いんですよね。888倍とか・・・・。
これはちょっとの値動きで莫大な利益となる反面、ちょっと逆に行くと、元本が飛んでしまうぐらいのリスクがあります。
でも・・追加証拠金制度がない分、例えば少額資金で「ダメ元で全部なくなってもいいや!」ぐらいの内容であれば、海外の場合は、元本以上の損失にならないような商品設計がなされているので、割り切って投資が出来ます。
仮想通貨も海外取引所利用が増えてくるはず
後発の仮想通貨ですが、こちらも日本の取引所における取引でレバレッジ規制が2倍までとなりますので、(※5月から全部)
恐らく投資資金が海外取引所に向かうはずです。
市場規模としてこれから成長していく可能性が高い仮想通貨は、技術という面でもブロックチェーンの発展性が取りざたされていますし、それがゲームとかアートの世界にも有効であると世界が認めているわけですから、急激に萎むとはいいがたいです。
仮想通貨の現物取引を小さい資金ですがやっていると、現物特有のもどかしさを感じることも出てきます。
人は、実際に投資すると、その値動きを追うようになりますが、同時に、その値動きの特性に慣れてくるというか、順応してくるのです。
そして、頭の中で計算するようになります。もしこれがレバレッジ2倍だったら?4倍だったら?10倍だったら?
当然リスクも考えるわけですが、仮想通貨にすんなりと市場参入した一般投資家の中には、FXの手練れと言われる人たちもいて、すぐに値動きに慣れてしまいます。
今後の市場動向に注目ですね!