柴犬の いち君が大好きなのは、車です。
車と言っても自分が乗るカートみたいなものですね。
いつもなら、かごに前足で凛々しく立てるんだけど
後ろ足に踏ん張る力がだんだんとなくなってきました。なので、いつもなら、かごの淵のところに前足で凛々しく立つのですが、なかなかそれも出来なくなってしまったようです。
自宅でも特に後ろ脚が弱ってきたのか、座り方がいつもと違うようになってきました。
でも犬たちは、脚力が弱っても外には出たいのですよね。
ゆっくり、ゆっくりと犬と散歩している風景、見たことありませんか。
連れて歩いている人も犬のペースに合わせて、ゆっくりと、ときには立ち止まって、犬の散歩をしています。
完全に歩けなくなるまで、飼い主はずっと付き合うのです。
そのときは、
「あ、あの犬、なんであんなにゆっくり歩いてるんだろう」と思ったこともあります。
でもすぐに察しました。
だんだんと足の力が弱まっているのだなと。
今、我が家の柴犬いち君は、そんな道のりを歩みつつあります。
元気だった、若犬、成犬の頃とは違って、やっぱり散歩の歩みは遅くなり少しずつ、踏ん張る力が弱くなり、
「これが、犬の老いというものなんだな」と間近で感じるのです。
目で色々な表情を
犬を飼っている人なら、飼ったことがある人なら、犬の表情については、たいていわかると思います。
言葉はしゃべれませんが、目でいろいろな感情を表してくれるのです。
怒っているとき、悲しげなとき、うれしいとき、疲れたとき、色々ですね。
そして、
僕が一番目頭熱くなるのが、好きな食べ物をねだるときです。
おしめをつけて、エリザベスカラーをつけて、後ろ足の踏ん張りが効かなくなっているのに、
小さい頃に覚えた「おすわり」をしっかりと、凛々しくするのです。
「僕は、こうやって利口におすわりしてるよ」と。