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なぜか、古いものにそそられる

昔は新しもの好きだった

ちょうど、携帯電話が出始めの頃、あれは確かDocomoの折り畳み式携帯で、NEC製のmova N という機種がありました。開けるときの 「グワチャ!」という音とか、ピポパ音。懐かしいですね!

僕が最初に使った携帯電話です。

その後、パナソニック製の携帯に変えたりしましたが、当時はとにかく新しもの好きでした。

いつからか古いもの好きに

そんな僕ですが、いつからだろう・・オールド趣味になったのですね。

今乗っているバイク(Vespa ET3)も新車ではもう売ってませんので、買ったときから中古です。その昔、成川商会という輸入代理元がありましたが、その当時のバイクです。

ボディがプラスチックではなく、鉄で出来ていて、スチールモノコックボディなのですね。ですから、マグネットシールも張り付きますし、ちょっとこけたときに、鉄が曲がっても手で直せちゃいます。(大破したら無理ですが)

車も最新式のものには、全く興味がなく、今のオートマにも魅力を感じないので、マニュアルの左ハンドルアメ車とか見ると、どうしようもなく胸が高まります。

それとか、ちょっといい感じで錆びたフォルクスワーゲンのバスとかもいいですね!

一番欲しいのは、ハコスカだったりしますが・・。

実は、今使っているスマホもiphone 4S です。まず、見た目が今のモデルよりもかなり小さいので、「ちっさ!」と驚かれます。だけど、なんともいえないいい風貌ですし、スティーブ・ジョブズの遺産なんだよ!と声を大にして言いたいです。

古いラジオとか無線機もいいですね!自宅の部屋に置いてあるラジオなんて、COUGAR 113と言って、National Pnasonic製です。昔、BCLが流行った時代がありましたね。

1970年代中頃から80年代初めに大ブームになったアレです。当時の僕は、BCLの存在は知っていましたが、趣味にはしていませんでした。

ところが、アマチュア無線機を知るようになり、ある日、ハムフェアというイベントに行ったのですね。そのときに、COUGAR 113 の中古がたまたま売っていて、衝動買いしてしまいました。

1960年代 

The Beatles が日本に来たのが1966年です。

あの時代、僕は記憶にもないわけですが、白黒の映像を見て、こんなにピュアで躍動的な時代だったのか!?と時間を昔にトリップさせてほしいと思うのです。

少し前に読み終えた小説に、スティーブン・キングの 11/22/63 というタイトルがあります。

これは簡単に言うと、1963年に起こったケネディ暗殺をタイムトラベルによって阻止するという物語です。実に面白い視点で、サスペンスでもあるのですが、この小説で過去にタイムトリップした主人公が、その時代の女性に恋をするくくりがあります。

事態は壮絶な流れになるのですが、面白いので是非読んでみてください。

さて、この物語の中で描写される「アメリカの昔」も実にお洒落で、憧れます。

「古き良き時代」とザクっと語られるものではありますが、物質的な豊かさよりも 内面の豊かさを感じるのです。

今、昔のドラマを見ると、どうもセリフも臭いセリフが多く思わず引いてしまう内容もあるのですが、でもピュアですよね。

太宰の小説を読んでも、漱石のそれを読んでも

きっとこれは本人たちの恋愛体験だなと思えるものが多くあります。

全体に「もどかしさ」が漂うのですね。でもやっぱりピュア感があります。

どストレートな表現よりも そんなもどかしさをうまく描写しているほうが、何となく清々しいですし、心に残るものなのですね。

ローマの休日

このバイクはベスパですね。

う~んなかなかです!

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