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もしも本当にタイムマシンがあって、20代に戻れるなら

ないんですけどね、タイムマシンなんて。でも夢を見たいことってあるじゃないですか。空想の世界でトラベルですよ。でも真面目な話、もしも本当に時間をさかのぼることが出来て、20代に戻れたとしたら、僕は会社を作ります。

今年2020年の9月を迎えて会社設立12年!?です。右往左往、紆余曲折しかない11年の運営をしております。

20代に戻りたい!

20代という年齢は、その年齢だけでも武器になる

失敗しても怖くない年齢ですよね。いっくらでもやり直しが効く年齢といいますか。

20代、僕は会社を自分で作ることなど考えてもいませんでした。それなりの会社に勤務し、自分の営業スキルだけで生きてきた感があります。実際仕事は毎日大変なこともありましたが、体力もあって、営業で苦労するのは当たり前だと思い込んでいたし、何よりも収入が良かったのです。

パワー全開でしたね。

だって朝5時台に目覚ましをかけて、飛び起きてがっちりと勝負スーツに着替えて、車で通勤して夜も20時で終わるなんてことはほぼなくて、毎日7時ぐらいから21時、22時、23時が日常で、そういう勤務が当たり前だと思っていたし、土曜日も仕事が普通だと思っていたし、上司に誘われて六本木や渋谷、新宿に行っては、高級クラブですごいお金の支払いがなされるのをチラリと金額を盗み見て、顎が外れそうになったことも後にそれが普通じゃんなんて思うようになってしまったのですから。

古き良き時代と言えばそれまでですし、やり過ぎた感は周りも僕もあったでしょうね。

うん、でも・・・やり過ぎたとは言え、そのころのパワーは普通に一日平均すれば14時間から15時間ぐらい勤務していたわけですから、確実に今よりもパワフルでした。

「営業は断られてから始まる」を心底信じていた

実際、毎日の電話でのセールス、ノーアポイントの飛び込み的営業、見込みに対しての営業なんていうのは、よくヒューズがぶっ飛ばなかったなというぐらいやりました。

電話でのセールスは一兵隊のときには、一日400ぐらいです。次から次へと電話しまくりで、出ない、留守、ガチャ切りされる、怒られる、なんてことは日常茶飯事です。

手紙も一日5通ぐらいは書き、資料発送は、20通とかやります。宛名は全部手書きで、手紙は本文も当然手書きです。営業力を高めるためのアプローチブックは、自分なりに「これは傑作」絶対落とせる!ぐらいの自信満々のものを作り、いかに信用を勝ち取り、いかにフルトークできるかというものを日々研究しました。

「営業は断られたから始まる」なんてのを本で読んでしまったものだから、完全に信じ込んでしまい、

断られた!よし、ここからスタートだ!と100%断られているのに、その人に対して、何度も電話するのですね。

異常な世界でしたね。見込み客を管理するノートでは、そういう記録をするのですが、10回、20回の電話なんていうのはザラでして、50回、100回と電話することもあるんですね。

もちろん一日のうちじゃないですよ。一年間かけて追ったりする過程の中で、100回ぐらいは電話するという意味です。

だって断られたところがスタートですから、よくぞ断ってくれました!あなたとの関係はここからスタートですので、以後電話はガシガシ掛けるし、資料も何回も送るし、手紙も送りますぜ~というノリです。

マジで異常。

でも・・・その異常な世界の中で僕は育ち、そのころの僕は心臓に毛が生えていたのは間違いありません。

断られてもなんとも思わないのですから、

落ち込みませんし、屁とも思わないのですから、性質が悪いです。

今から考えると、糞根性どころではなく、営業マシンで怖い物知らずだった

20代、実は30台も・・なのですが、サラリーをもらっている頃は本当に何も怖くなかったんですね。

電話してもつながらないのでは?とか居留守つかわれるのでは?とか、これだけ連続で電話したら嫌われるのでは?とか、およそ普通の神経のもち主ならば、そんな風に考えて思わず電話かける前に一瞬考えてしまうことってありますよね。

僕・・・全くありませんでした。

「はい、次~ yeah! 」というとんでもない軽いノリです。ですから次から次へと電話することが別に苦ではなかったです。

恐ろしいですよね。

そして、営業フロアから皆が帰宅して、独りぼっちで仕事することも全然苦ではなかったのです。それより、自分には営業の神様がついてるし、貪欲に営業成績でトップを狙っていたし、貪欲にお金も稼ぎたかったんだと思うし、何よりライバルに負けるのが悔しかったとか、そんなんもありますね。

色んな糞根性がぐるぐるを僕の周りに渦巻いて、なにくそ!という気持ちでやっていたので、独りぼっちで仕事することが快感でもあったし、結果、本当に何回もトップになれて出世も出来ました。

うん、

戻れるなら戻って、根性叩き直したい

自分のですよ。

自分のヘタレ根性をその当時の僕に僕自身が叩き直してほしいという意味です。

やはり自分を知ってるのは、一番は自分であって、仕事!仕事!仕事!仕事!仕事!と遮二無二働いたときが一番僕自身輝いていたと思うからです。

年とともに物腰もとりあえず柔らかくなり、人当たりもよくなり、まるくなった・・・うん、全然そんなの嬉しくもないですな。

朝から晩まで仕事で没入しても まだまだパワーがありふれて、ドカッと飲みに行って~みたいな豪傑になりたいものです。

今は肝臓あまり強くないので無理ですが・・・。

そして、そんな自分が過去にあったからと言って、今の人たちにそれを強いることは出来ません。

もう時代が違うのですからね。

新しい価値観というのがあります。仕事に対しての価値観も人それぞれ感じ方も違うと思います。

でも・・・でもですよ。

僕は馬車馬の如く働いた自分自身が、今はとても懐かしいし、20代に本当に戻れるならば、サラリーマンではなく、会社を立ち上げたかったです。

20代で会社、起業。

これ、実はとってもオススメなんですよね。がむしゃらに動ける20代、がむしゃらで無茶したかもしれないけれど、それがゆえにたくさん失敗しただろうけれど、それでも会社を経営するということを20代で学びたかったです。

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