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好きなことを仕事にする。好きなことは仕事にしてはいけない。どっちが本当?

事業をやろうか!そう思いたった時が吉日だと思います。その際、今やっている仕事の延長線上の内容の仕事もありでしょうし、まったく異なる業種もありだと思います。

しかし、意見は分かれる

僕は今の仕事を開始するときに、けっこう資料とか取り寄せました。最終的に決定して今に至るわけなのですが、そのとき、やっぱりネットで調べたわけですよ。

「仕事 好きなこと」とか、「事業 何やる」とか、そんな検索ワードとか、諸々です。

意見が分かれます。

①自分が好きなことで仕事をやる

②自分が好きなことは仕事にしてはいけない

みなさんは、どちら派ですか。

トラウマがある

僕には大きな大きなトラウマがあります。それはたぶん、死ぬ0.01秒前まで頭にこびりつくようなトラウマです。

何度かこのブログでもお話しましたように、最初の事業は大失敗だったわけです。

僕はご存じのとおり、動物が大好きで、ペットもたくさん飼っているし、犬や鳥との生活はそれこそが自分のライフスタイルの一環だとぐらい考えております。

どっちかというと、人間よりも動物のほうが好きなのかもしれません。(そんなことないか笑)

最初の事業はペットショップです。

ものの見事に失敗しました。

大好きな動物に関しての事業です。でも失敗の原因は、すべての読みが甘かったということです。

また、アレもコレも詰め込み過ぎたのが一番の失敗原因だと思っております。

生体も売る、グッズも売る、餌も売る、ミニドッグランもある、トリミングもある、預けもある、あげくの果てには、店内で軽飲食ができる・・・

いやはや今考えても、我ながらすごいなと思います。

約70坪のスケルトンを店舗にする仮定における、いわゆる店舗デザインもプロに依頼したのではなく、なんと、自分で図面書いたんですよね。

めちゃくちゃですよね(笑)

店の名前は、インスピレーションでたぶん1分ぐらいで決定して、あっという間にサイトも作って、人を雇って、すっごいスピードで開業して、すっごいスピードで散りました。

大好きなことを仕事にして、散ったのです。

そういうトラウマがあります。

では、好きなことを仕事にしてはいけないのか!?というと、それは違うと思います。

僕の場合は、やりすぎたのです。一番最初の事業でバカみたいな投資をして、バカみたいなやり方をしたのです。

ある人は言いました。

「物販だけにすればよかったんだよ」

「ペットのホテルとトリミングに特化したほうがよかったのでは?」

確かに・・・あのときは、げっそりと痩せて、食事もうまく喉に通らないぐらいでしたね。

無謀じゃなくて、着実に小さくてもいいから着実に

恐らくですが、この大原則を守ってやったほうがいいと思います。コストって、前から言うように、息しているだけでかかるものですし、

細かく計算していくべきだと思うのです。

例えば、支払い手数料という勘定項目がありますよね。

あれって、銀行の振込手数料とか、何かのシステムを導入すれば、その月額費用とか、そいいうやつ全部含まれます。

もしかすると、従業員さんとかバイトの方から見ると、月間いくらのコスト削減とか、そういうのは馬鹿らしいと思われるかもしれません。

でも違うんですね。

塵も積もれば山となるは本当なんだ

コストについて考えるとき、小さいコストでも削減できればしたい、そう考えるのが個人事業主であり、オーナーであり、実際に自分の財布から身銭を切って経営している人の本当の姿です。とてもリアルで、涙ぐましい姿なんです。

例えば「赤いボールペン」を買うとするじゃないですか。

なんかブランドものなのか知りませんが、こう言ってはなんですけど、赤ペン1本に200円とか300円とか僕の中では「ありえない」なんですね。

トイレットペーパーとか、ティッシュでも10円でも安いほうがいいと思ってるぐらいです。(ホテルじゃないのだから)

こういうのって消耗品に部類するのですが、これもね、一か月、一年、と考えていくと、けっこう差が出るんですよね。

もしそのちょっとぐらい贅沢感覚が1店舗じゃなくて、10店舗、100店舗ならどうなりますでしょうか。

すっごいコスト高になるんですよね。

床屋に行かなくなった理由

僕はもう数年来床屋に行ってません。

すきばさみが家にあり、自分でカットです。セルフカットですね。自分の利き手は右なので、上、右側、後ろの右側はこういうのもなんですが、パーフェクトです。

しかし、左側はかなりやりにくい。

★ここで提案ですけどね、セルフカットで左もうまくできるような何かがあったらそれ買いたいです。

でも何度もセルフカットするうちに、自分で工夫していい感じにカットできるようになっちゃったんです。

これも大きなコストカットに繋がっています。

1000円カットだとします。

一年間にそうですね、10回いったとしましょうか。そうすると単純に10000円。これですきばさみの元は余裕でとれています。

それがたぶん5年以上です。

最初はセルフカットは、みっともないし、かっこわるい仕上がりになることもあったり、せこすぎる!と自分で自分を責めましたが、俳優の阿部寛さんが10年セルフカットしているというのをテレビでたまたま観たときに、

「おお、そうなんだ。じゃ、俺も」ということで、俄然やる気がでましたよ。

冷静に考えれば、好きじゃないことって長続きするのだろうか?

そうです。

好きじゃないことって長続きしますかね?仕事ですよ。仕事として取り組もうとするときに、好きではないことを長く続けているイメージを自分自身でもてるかどうかです。

どうもイメージがわかないです。

僕は好きなことをやって大失敗はしたのですが、そもそものやり方がド素人だったための失敗だと思っています。

今、動物関連の仕事をやるとしたら?

う~ん、生体はやらないと思います。

生体をやるなら、ブローカーさんと契約を結んで、予約制にするでしょうね。つまり店内に生体は置かないということです。マスコット的に、鳥ちゃんが居てもいいかもしれないけれど・・・。

生体をやるリスクは、病気のまん延とか、死亡リスク、その他色々考えられます。

カメラ動画のセットをブローカーさんに導入してもらって、WEBか店舗での完全予約方式でいきたいですね。

で、グッズ販売もやらないです。

在庫リスクが大きいからです。

人との対面のヘルスケアでトリミングとホテルでしょうね。きっと今ならそうしたと思います。

動物たちは医療の進歩もあり、長生きするようになりました。だから、老犬とか動物たちの老いというものを一緒に考えつつ、飼い主さんとペットをケアしていきたいです。

なので、温泉とか、セルフシャンプーもいいでしょうね。

そんなの家で洗ってあげればいいでしょうと思うかもしれませんが、ヘルスケアというくくりで言うと、動物の健康状態は、触ることによって発見できることがたくさんあるからです。

そこにもし専任のスタッフがいたら安心ですよね。

自分の好きなことを羅列してみる

だいたいよくある話ですが、自分の強みは何なのかを羅列してみるといいでしょうね。

僕の場合は、


・動物が好き
・食べることが好き
・買い物が好き(特にスーパーとか、お魚屋さん、市場みたいなところ)
・パソコンが好き(凝ると自分でサーバー立ち上げたりしちゃいます)
・ゲームが好き(下手ですし、たいてい最後までいきませんが)
・文章を書くのが好き(ブログもそんなノリです)
・車が好き(今は軽自動車ですが、本当はアメ車とかが好き)
・バイクが好き(スクーターとか、古いバイク)

こんなところでしょうか。

つまりここで好き勝手書いてることって好きなことが多かったりします。そうするとですね、

変に頭で構成とか、どんな文章にするか、だとか、考えなくても手が勝手にキーボードを叩くがごとく、スラスラ~と打てるんです。

もし、これが自分の苦手な分野のことだったら、まったく書けないだろうし、調べながら無理して書くけれど、ノリが悪いと思います。

例えば、今のアイドルの人たちとか全然わからないので、書けと言われても書けないでしょうね。

好きこそものの上手なれ

です。

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粗利からは、なかなか読めない。実際は正しくコストを把握することだと思う。

WEBサイトは情報の宝庫です。
知りたいことが、ほぼなんでも調べられるということで、この調べる・調査するということは毎日何かしら行う生活の一部です。そして、悩みを抱えている人も多く検索されることと思います。

誰でも簡単にできる仕事は競合が多い

さほど専門知識を必要とせず、無料で使えるツールがあったりすると、それは誰でも簡単にできる仕事になります。

継続するのもやめるのも簡単ですので、入りやすく出やすい商売ですね。

でもそういう業務は、たいてい多くの競合が存在するため、想定以上にコストを覚悟しておかなければなりません。

これがなかなか想定できないんですよね。

売上高の皮算用をしてしまう

これは僕も何度も経験あることですが、売上高を実態以上に想定しまうことがあります。

例えば、何か品物を仕入れて売るとします。

その際、売れたイメージが先行して、さらには、月間売上高を想定し、年間でこのぐらいか・・・と膨らんでいきます。

その段階で、売上高への夢が拡大してしまうので、計算の根拠がどこかに飛んでしまいます。

これだと思った以上にうまくいかなかったときに、気づきが遅くなってしまうかもしれません。

税理士先生と話しをすると何となくわかる

当方がお付き合いさせて頂いている税理士先生と昨日打合せをしました。

印象に残っているのは、

気づかない出血がぽたぽたと毎月あると、もうちょっと頑張ればとか、どうしても間延びさせてしまう。

例えば事業をやめたときにその後処理としてかかるコストは今であろうと、1年後であろうと変わらないじゃないですか。

だったら早い決断のほうがいい。

この出血ポタポタの話は、とても分かりやすかったです。

先生は、税理士業以外にも複数営んでいる方で、さすがに数字に強いです。

また、利益というものに対しての見方もシビアです。

そして、店舗とかでもどんどん拡大しているところっていうのは、単月売上が成り立ち、利益化したらすぐに次の出店にかかる、というものでした。

開業コストが1000万だとします。

でも黒字化したら、すぐに次、つまり1000万円の回収があったら次ではなくて、そのお店の単月黒字化が出来たら次!というスタンスです。

その際、当然ながら借り入れも出てくるでしょう。

拡大ってじっくりじんわりじゃなくて、けっこうスピーディなのですね。

粗利から・・・いやもっと他にかかるコストがある。

売上高から原価を引いたり、そのモノを売るための諸々を引くのですが、

コストってけっこうあるんですよね。

人件費、地代家賃、水道光熱費、通信費、各種支払手数料、人を雇えば社会保険料、事務用品費、雑費、補修修繕費、広告宣伝費、交際費などなどです。

他にも人材登用時には、募集広告、サーバー代金、ドメイン、研修費用、など、細かく見ていくと塵も積もればでかなり多くなります。それぞれを節約、節約!とやったとしても節約の限界があるため、どうあってもコストというのは、想定よりも多くかかるものだと認識しておいたほうがいいかと思います。

このコスト把握を間違えてしまうと、売上高を挙げても結果計算したら、あれ?利益がない・・・ということになってしまったり、赤字だ!ということになりかねません。

単純だけど、そう簡単ではない

売上高が200万で、かかったコストが100なら、100万のこるなというようなどんぶり勘定だと、必ずずれが出てきます。

それは2つのズレです。

売上高200の見込みが、150になった。。。
コスト100の見込みが、150になった。。。

つまり最初の想定では100は利益だよなっていう部分が、50万ずつずれたら、売上150でコスト150なので、その瞬間利益は0となります。

なかなか恐ろしい世界です。双方のずれは25%ずつ・・・ですね。

じゃ、10%ずつずれたとします。

売上180で、コストが110になりますので、70ですよね。改善された数字が

15%でこんな風に変わってきます。

このように単純な計算なのですが、想定外のことがけっこう起こるんです。

大きな流れでいえば、季節変動もあるでしょうし、人的な問題も発生するかもしれませんし、外的要素がもあるかもしれません。平々凡々の日常とは違った何かがプラスにもマイナスにも作用しますね。

投資は大きいほうが実入りも大きいって

これをそのまま受けると、投資額が100万円より1000万のほうが売上とか利益もでかいよ、とつながってきます。

でも忘れてはいけないのは、ポケットから100万でた、1000万でた、の違いです。

出たお金がデカいのですから、その分、リスクも背負いこんだということです。

ゼロスタートじゃなくて、マイナススタートですので、やはり軌道に乗せてからのほうがシンプルに良いのかもしれません。

そういう観点では、1店舗目で利益が出たら2店舗目というシンプルなお話ですが、理にかなっています。

大企業になれば、1000万円の投資額はたいしたことないかもしれませんが、中小の我々にとっては、死活に繋がることでもあります。

そうそう簡単に「ほいほい」とやれない実情もあります。

なぜなら見えないお金が毎日出ていくからです

僕はこう思うのです。

生きている以上、その瞬間からコストにさらされていると。

息をしている以上、何かしら必ずお金がかかるということです。

例えば、僕が2時間 仕事中にぼ~~~~っとしていたとします。これって生産性0の時間なのですが、実はマイナスの時間ということになります。

何故なら、すべてのコストは、秒単位でかかっているからです。

地代家賃は一か月に一回ですが、これを日でやってみたりするとわかります。

仮に20万円の家賃を支払いながら事業をやったとします。そうすると、月に一回、支払日に家賃のお金が出ていくという感覚になりがちですが、

時間計算してみますと、

20万円の家賃を日割りします。そうすると6667円になりますね。つまり一日で何も生まれなくても家賃は約7000円発生していることになります。

今度は7000円を24時間で割ると、一時間当たり292円です。なんだ、たいしたことないじゃないか?と思いますよね。

でも僕がぼーーーーっとしていた時間は2時間なので、生産性0の状態で584円失いました。

さて、コストは上述のように家賃だけじゃないですよね。人件費とかたくさんのコストがかかります。

すべてを案分費用として割り出していけば、一人の人間がそこに存在するだけで、コストとしてこんだけかかったるのか・・・とわかるはずです。

だって、家賃だけでは(箱ものだけでは)商売は出来ませんし、人が生きている以上、コストは秒単位ですから。

もっと考えれば、コストを全部埋めて、尚且つ利益を出すということは、

例えば150万のコストをかけたら、150万円を超える売り上げがなければなりません。

じゃここで、1,500,001円の売上だとします。150万1円です。売上高150万円超ですよ、1円オーバーしました。

これって利益1円です。

売上高150万を超えたから生活ができるかっていったら生活面コストも考慮すると完全に赤字ですよね。

なので、生きていくための利益が絶対に必要なんですね。

もうこれは絶対です。

よく・・・大きな大きな企業が、赤字何億円とか、何十億円とかありますけど、元々の内部留保があったり、そういう大きな企業は銀行がバックアップしてくれるケースも多いので、そんなに簡単には倒産しないです。

でも中小は、そうじゃないですよね。

資金繰りがうまくいかなくなったらアウトです。

絶対に死ねねぇ

何か事業をやろうとか、経営者になろうとしたら、鬼気迫るものをもっていたほうがいいかもしれません。強靭なですね。

だって、絶対に死ねねぇからです。

サラリーをもらう立場じゃなくて、全体をきりもみする立場でしたら、もうそれは狂気の沙汰ですよ。

そういう気持ち痛いほどわかりますし、

怖い世界ですよね。

でも怖い怖いじゃいつまでたっても前に進めません。

時には特攻も必要でしょう。時には泣きもあるかもしれません。でも孤独なんですよね。誰もその特攻をほめたたえてくれないし、仮にそれで玉砕しても誰も慰めてくれないです。

泣こうがわめこうが、全部、本当に全部、自己責任です。

だから甘えられないし、孤独なんです。

泣くときは一人で泣き、悩むときも一人で悩み(仮に誰かに相談しても相談=解決に直結しないことも多い)、一人で考え、模索して、一人で苦悩し、一人でもだえ苦しみます。

全部ひとり。

でもこれって、思うけれど、人生にとっては大きなプラスになり財産になると思います。