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フィルムカメラ、なくならないでほしい

現存する日本最古のカメラ雑誌「アサヒカメラ」が休刊に・・・という記事を見て、思わず全文を読みました。

アサヒカメラは、カメラにはまっている頃によく読んでいました。

ずっしりとした雑誌です。

アサヒカメラ。

まだ、NIKON F とかライカを所有しているときに、よく買っていた雑誌です。

子供たちがまだ小さいころ、どこにいくにもフィルムカメラを持ってい行きました。ミノルタα7とか、オートフォーカスモデルもありましたら、手にずっと持っていたいカメラとしては、NIKON Fが一番でした。

アサヒカメラに寄せられる写真は、どれも高度なもので、僕なんかとてもとても足元にも及ばないものの、そういうプロっぽい写真に憧れていたのです。

風景を撮ったり、街角スナップと称して、ファインダーの中に写る街の様子を切り取って写真にするという作業がとても楽しくて、フィルム現像代を計算せずに、パシャパシャ撮っていたものです。

いつしか、カメラは子供たちの成長を記録するためのものになって、いわゆる芸術作品からは遠く離れていきましたが、それでもかなりの年数をカメラたちと過ごしました。

デジカメ主流になって

いつしかカメラの主流は、デジカメになって、デジタル一眼レフの性能たるや、驚くほどの進化を遂げ、フィルムカメラがどんどんとなりをひそめていったわけです。

その道中、流れに負けて僕自身もフィルムカメラを一台を除き、全部売却していったわけです。

一台を除き・・・というのは、妻のお父さんから譲り受けたカメラです。

これはさすがに売れませんよね。ですからこれだけは残してあります。

普通のスナップなら、もはやスマホでも代用できる

僕がこのブログで使っている写真のほとんどがiPhone4sという古いスマホで撮影したものです。

まぁ、僕の写真技術がドヘタであることがバレバレですね。

ピンぼけ写真もたくさん掲載してしまい恐縮です。

しかし、スマホのカメラの性能もどんどんよくなり、小型のデジカメを持つよりもスマホ一台あれば、けっこうよい画質の写真が撮れる時代です。

フィルムカメラの良さと回帰の時代が来るかも

スマホが普通であってもガラケーに注目されたりとか、世の中利便性追求だけではなく、どことなく風情とかオールドチックな何かに惹かれて、そういう昔の機種を持とうかという機運も訪れるものです。

カメラにおいてもフィルムカメラって、フィルムがゆえの風味ある写真という観点で、リバイバルブームも来るのではないかとひそかに思っております。

今でも古いカメラを売っているお店や、BookOffに行けば、必ずカメラコーナーを見て回ります。

けっして素通りできないのです。

見たらほしくなる。

でも最近は、そういうお店でもデジカメが圧倒的に多いです。

時代の流れ・・・なのですね。

フィルムカメラは、自分で撮影した画像を現像するまではわからない、そのもどかしさもいいのでしょうね。

どうやら僕は、オートマティックな様相よりも手動でいろいろと動かす必要のあるものに惹かれるみたいです。

バイクもそうだし・・・

NIKON Fのブラックボディ・・・・思い出せばまたほしくなります。

あれって、真鍮ボディなので、擦れた個所の下地が出ますよね。金色なんですね~

真鍮ボディは、ラジオなんかでもありますが、黒地が剥げて、下から金色が出てくる絶妙な黒と金のハーモニーは、所有欲すらも満足させるのです。

自分でほぼ売却してしまったにもかかわらず、今日のアサヒカメラの休刊ニュースを見て、あの雑誌を真剣にぺらぺらとめくっていた日々のことを思い出しました。

フィルムカメラが全盛期のころはもっともっと前ではありますが、少なくとも今から10年、20年前、30年前と数多くの名作品を世に送ったカメラたちです。それらのカメラも残ってほしいし、老舗の雑誌も残ってほしい、そう願います。