例の影響で在宅ワークが急増しました。感覚としては仕事とプライベートは、まるでスイッチのON/OFFみたいなものですので、僕にはきっと馴染まないです。でもずっと在宅がいいと考える人もいることでしょう。実際のところどうなの?
仕事をするために休む。休むために仕事をする。
この言葉は、僕がサラリーマン時代に尊敬する上司がよく言っていた言葉です。流してしまえば何てことない言葉なのですが、じっくり噛みしめて、どれどれ・・・と考えていくと非常に味わいのある言葉として今も残っています。
遠い昔、馬車馬の如く走り、仕事に明け暮れた時代のことです。
「仕事をするために休む」とは、
単なる仕事ではなく、「いい仕事をするために」という解釈をつけなくてはいけません。
フィジカルもメンタルも健康体じゃないと、いい仕事なんてなかなか出来ないのではないでしょうか。これは自らの体験、身をもっての経験の中から、軽く断言できます。
「休むために仕事をする」とは、
充実した休みを満喫するためには、自分の納得のいく仕事をしたうえでという前提が必要なんだという解釈です。
ただ仕事としての拘束時間を漫然と過ごして終わる時間を秒読みするようなことは心情的にもしたくありません。
そして仕事と言えるものは、「結果」ですので、結果があって初めて仕事という感覚を持ち続けたいです。
「経営は結果である」という言葉も何度も聞いてきた言葉で、銀行さんとの付き合いが開始されて以降、痛いほど身に沁みる言葉でもあります。
仕事=結果を出すための段取りとか、実行動だと思っておりますので、いくら思想を展開してもそれは自己マン(自己満足)の世界でしかなく、
うんうん、わかった。で?結果は?
これがビジネスの世界だと思います。
在宅ワークで結果を出せるってすごいけれど、僕にとって家(自分の部屋)はOFFの場所である
ON/OFFの切り替わる瞬間は、仕事からプライベートに移り変わるそのときです。さて!帰るか~となり、バイクに跨り家路につくときから初めてOFFとなります。
よって、道中、自らが納得仕事が出来た際は鼻歌交じりの帰宅になりますが、逆にBADな出来事があれば、頭の中をグルグル巡ってしまうぐらい気持ちがノレナイ状態での帰宅となります。
でもそんなBADな状態でも極力、家(部屋)の中には引きずりこみたくないという気持ちがあり、尚且つ、リビングにいる柴犬とか、部屋で待っているオカメインコやコザクラインコの姿を見て、急速にシャワーを浴びたかのように心が和めることが多いので、自然引きずらないようになっています。
それでもTOO BAD のことがあると、
コザクラインコのちーちゃんが首をかしげて、「どしたの?」と言ってきても、どことなく気もそぞろになってしまうこともあるのです。
それがもし・・・ずっと在宅勤務だったらと想像すると、
うん、僕には無理っすね。
やれないことはないけれど、気持ちの切り替えはとても大切だと考えているので、
自分には合わんです。
職場に向かう道中、職場から帰宅する道中にも意味があるんだと思う
さすがに通勤時間に数時間というのは、ちょっと無理無理なのだけれども、今は一番近い勤務場所まで6キロ、一番遠くて25キロなので、
バイク通勤時間は片道で、概ね20分から50分程度です。
バイクという風をまともに浴びる乗り物ゆえ、夏の熱風とか、冬の雪交じりの凍てつく風を頬に浴びる一年です。
大雨だろうが、やばいぐらいの強風だろうが、バイクです。
この10年の仕事の中で、バイクでの帰宅を断念したのは数年前の大雪のときだけで、多少路面が凍結していようといっちゃいますから、まさに悪天候であれ、なんであれ、自分は前に進むのだと妙に気合が入るんですよね。
電車通勤じゃないメリットが
とても多くあると思っていて、この生活が馴染んでいます。バイク通勤だからこそ、無心になれることもあるからいいのかもしれませんね。
電車だと向かいの座席の人たちを観察したり、窓の外に流れる風景を見て、なんらかの思いを馳せるということもあるかもしれませんが、それは混んでいないときだけでしょう。
混雑していれば、うわ、こりゃたまらんとなるわけですよ。
スッキリ状態で動けるのはやっぱりバイクかなぁ。
そんな僕も在宅ワーク期間があった。
まぁ、最初の事業で4000万ほどあっという間に失い、悲しみのどん底を経験し、そこから残り資金が少なくなったときに、これからどうしよう・・・と途方にくれつつ始めたのが在宅ワークでした。
うん、あんときは、家に050からの番号のインターネット電話も別個導入して、マジで在宅、在宅、在宅ワークでしたね。
だってお金を一気に失ってビクビクしながら怖がりながら、在宅ワークですよ。よくアレを乗り切ったなと自分で感心します。
あれがちょうど、2009年ぐらいかな。
会社を辞めたのが2008年9月、
このとき「もうサラリーマン、やんね」と心に決めてたので、2008年10月には会社登記しているんですよね。で、
最初の事業で4000万吹っ飛ばし!です。吹っ飛んだのはわずか数か月です。
このあたりは、今度もっと詳しく書いていきます。自分の恥ずかしい過去ではありますが、自分が奢らないように戒めのためにも。
最初の事業がものの数か月でおじゃんになりましたので、
恐ろしい展開でしたね。
そこから事業整理でまたお金がなくなり、精神的にもやばかったです。
ですから2009年が、在宅ワークで、家にこもり、なんだかわからない行動をしていた時期なのです。
しかし・・・
この在宅ワークから、面白い出会いがあって、ビジネスに発展しちゃったんですねぇ(笑)
ではまた今度ね。