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プロと素人の境界線なんて

フリーランスの人たちの台頭、そういったサービスの拡がり、及び副業認可の方向性・・・などなどから、いわゆるフリーの人たちにもチャンスが巡りやすくなっています。

広く浅い知識をもった人よりも狭くて深い知識をもった人のほうが頼れる

例えば、投資分野なんかを見てもそう思うのです。投資や投機は、株式や為替、商品などの各分野の総合的な知識が確かに必要な場面はあるのですが、現物マーケットとデリバティブ分野はやはり違いますし、それなりに深く掘り下げて研究しないと立ちいかない場面も多いです。

今回のコロナによる世界同時株安と言っても、「新型コロナウイルス」のせい・・だけではない、実質的な支配者の動きがあまりにも大きいせいで、個人投資家もけっこう振り回されています。

原油の下げが25%とか、もう尋常じゃないですし、NYダウの2000ドル以上の下げも過去最大、山高ければ谷深しという格言では収まらないぐらいの動きですね。

円高の進行もかなりのものですし・・・

それぞれのマーケットのリンク性とか、昔から言われているものとは違った動きになったりしています。

夜中までNYの株価を追っていましたが、たくさんのyahooコメントがあふれていました。

コロナウイルス関連のコメントには及ばないものの、なかなかのペースでUPされています。

NYが2000ドル以上の下げ=日本の株価は暴落って皆さん普通に考えたと思います。

しかしながら、日本の株価は終値で168円高となりました。乱高下はしたものの結局は高く引けています。

昔ながらの連関図、米国がくしゃみをすればなんとやらの縮図として今回の日本のマーケットはクラッシュ売りの予想をたてた人は多かったけれども・・・結局高くなったということです。

こうなってくると、次なるNYの動きが気になり、やっぱり下げ継続であれば、今度は日本も追随売りが出るのでしょうけれど、ちょっとでも高くなったらどうなるのか、または、ちょとだけ続落ならどうなるのか、もはや混乱してきますね。

思惑を追っていくことには限界があるため、システムトレードに走ります。

しかし、それも当てはまらなくなる可能性

システムトレードは、指標とかテクニカルな部分をあくまでもシステマティックに分析して、人間の思惑をなるべく入れないでトレードしていく手法です。

ただし、こんなにぐちゃぐちゃになったら、その計算式も当てはまらなくなる可能性が高いです。ずれちゃうんですよね。

今回の世界的な乱高下で儲けている人もいる。損している人もいる。

機関投資家はどうでしょうか。

莫大な資金を動かしているので、マーケットに与える影響も大きいです。個人投資家よりも早く情報を捕まえることができます。また、徹底した分析を行っているので、やはり強いです。

でも今回はどうだったのか・・・

けっこうやられたと思います。だって、売るときには躊躇なく一気売りですから。損の確定(損切り)ですよね。

これらの人たちは普通はプロです。

でもプロだからとか、素人だからとか、マーケットの世界でこんな事態のときにはあまり関係ないです。

境界線(あるはずの埋められない溝的なもの)がもはやなくなってしまうのですね。

ぐちゃぐちゃですからね。

情報が以前よりも素早く仕入れられるし、能力もあがっている

だからこそ、プロとアマの境界線は以前よりは少なくなっているように感じます。

テレビタレントとyoutuberの人気度合いや露出度合いも、どっちもどっちになってきて、プロの芸人さんもyoutubeを利用するなど、やはり境界線がなくなってきているようです。

こういうムーブメントが各地、各所、各分野で怒涛の如く

そう、まったくです。

もはや、あなたはプロ、あなたは素人とかではなく、いかに磨きをかけたか、いかに徹底して一つのことを追求したか、いかに没頭したか、です。

いかがでしょうか。皆さんの周りにもいわゆる「プロ顔負け」の人たちが潜んでいるのではありませんか。

または、そういう何か一つの分野に秀でた人を知ってる!という人も多いのではありませんか。

たぶん、みんな一人や二人は知っているはず

僕の周りにも「この分野ならこいつはすげーやつ」という人が何人もいます。

単なる思い込みではなくて、本当にすごい!と言える人たちです。自分にはないスキルを持っている、自分では絶対出来ないことをサラリとやってのける、知識も技量も半端じゃなく、なんでこの人その分野で生きていかないのだろう?と不思議に思えることもあります。

趣味の世界なら、とんでもない数のすごい奴らがうごめいている

例えばゲームの世界とか、音楽、スポーツ、学問、なんでもいいです。

いえいえ、何でもいいですよ。ダンスとかプラモデル作りとか、釣りとか、DIYの世界とか、車いじり、バイク、とにかく、この人プロ並みじゃん!という人が必ずいると思うのです。

日本の人口12000万ですが、数百万人規模できっといることでしょう。

僕はもっともっとそういう人たちが脚光を浴びてもいいと思っているし、

将来は、プロがつくるテレビよりも素人がリアルで作り込む素人ドラマとか、素人の普通に撮影した番組が、テレビでも見られるようになってくるのではないかと予想します。