今日は、ベスパET3のシートの下をお見せします。
どうですか、そそられるシートでしょう。
このスプリングがビロビロビロビロと伸びた感じで張り巡らされている様子が素敵です。コイルスプリングというのでしょうかね、すごく気に入っています。
乗り心地は?と聞かれると、「最高!」は言い難いのですが、20キロ、30キロ走ってもそんなにお尻が痛くなるわけではありません。
ただ、国産スクーターのシートのほうが座り心地はいいかもしれませんね。
好き嫌いの問題もあるでしょうけれど、シートバックのコイルスプリングは、シートを開けたときに醸し出すレトロ感をいい具合に演出してくれています。
シート下の収納ボックスはどうなってるのか
ボックスの中には、2ストオイル、布切れ(オイルとかガソリンを拭くため)、計量カップが入っています。
オイルは縦置きして、こんなに突出していても大丈夫です。シートを閉じたときに、結構上部空間がうまれます。
この物入ボックスは、両サイドに突起がありますね。そこに手をかけて、そのままスポッと取り外すことができます。取り外すと、すぐにキャブレターにアクセスできますので、回転数の調整とか、すぐにできます。
画像下部のUSE 2% MIXTUREと書かれているところがガソリン給油口です。蓋は、ねじ止めするタイプで、これまたムードが良いですね!
ガソリンとオイルを給油する際には、給油口周りなどを布で拭くようにしています。そのため、布切れを入れてあります。
混合給油だからこそ計量カップが必需!
ガソリンを入れたときには、必ず2ストオイルをガソリンに混ぜなくてはいけません。現行の普通の2ストバイクは、分離給油といって、2ストオイルは別のところに入れるようになっています。
分離給油の場合、オイルが少なくなってくると、警告灯がつきますので、その際、2ストオイルタンクの規定量に満たすまで入れればOKですよね。
混合給油は、ガソリンを入れるたびごとに、計量カップで計って入れなくてはいけません。最初、この作業はかなり面倒なのでは?とベスパを購入する前は思っていました。
ところが、実際にやっていると、まるでこの「ガソリンを入れるたびに計量カップで計ってオイルを入れること」がベスパのための儀式のように感じてきて、今では一つの快感要素になっています。
ベスパET3には、ガソリンが減ったときの警告灯などありません。ですから、メーターの距離数を見て「あ、そろそろガソリン入れる頃だな」と入れる時期も意識します。
僕のベスパは、リッター25Km ぐらい走ります。ですから、100kmぐらい走ったら、たいていはガソリンを給油する時期だとわかるわけです。
走っている途中で、ガソリンが切れそうなのはすぐにわかります。アクセルを開けても、モコモコって感じになったら、すぐにリザーブに切り替えて、いちいち停まって、エンジン再始動しなくてもいいようにしています。
これもけっこう慣れだと思います。
ガソリンコックは、右側に倒すとリザーブになります。リザーブ走行状態になったら、ガソリンスタンドに寄って、給油します。
たいていは、4リッター給油したあとに、計量カップで計りながら2%分のオイルを入れます。計量カップの目盛りで、4Lのところまでオイルを注ぎ、ガソリンタンクに流し込むだけの作業です。
オイルはいつもこれ!AMALIE TC-W3 RL
AMALIE TC-W3 という2ストオイルを入れます。
最初から、このオイルを使っていますが、色々なベスパ専門店が推奨オイルとして紹介していますので、安心して使えます。
実は気になるオイルがあって、このベスパを買った当初に入っていたオイルの匂いが鉱物的というか、機械油っぽいというか、レトロっぽいものでした。
2ストオイルが燃焼したときの匂いは、2ストが好きな理由の一つでもあるのです。
この「気になるオイル」と出会える日もあるかもしれません。
敢えて、買ったバイク屋さんに「あのオイル何?」と聞かずにいるのは、
「あ!!あんときの匂いだ」というプチ感動もあるからです。
アイドリング時の小型船みたいな音
ベスパET3でノーマルマフラーを付けている場合には、アイドリング時に小型船みたいな音がします。
この小型船みたいな音に最もマッチする匂いが「機械油の匂い」なのでしょうか、なんだか僕はそう思うのです。
果たして、なんという名前のオイルなのか、見つけることが出来たら、またブログで発表します。