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ベスパET3 給油のやり方

ベスパET3は混合給油です。

混合給油?となる方もいらっしゃると思います。

簡単に言うと、ガソリンを入れるときに、2ストオイルも決まった割合で入れてあげるということです。

混合給油だからって別に面倒じゃないですよ

給油方式で「分離給油」とか「混合給油」とか出てくるのは2ストのバイクですね。

分離給油は、オイルランプが点いたら、ホームセンターとかバイク屋さんに行って、2ストオイルを買って、オイルを入れる専用口にドボドボ~っと入れるだけです。

混合給油は、ガソリンを入れるたびに、2ストオイルを「ガソリンを入れるところと同じところ」に決まった量を入れる方式です。

ベスパET3は、混合給油なのですね。でもこれはベスパ乗りにとっては、けっこう楽しい作業ではないでしょうか。面倒じゃないです。ガソリンスタンドでほんのひと手間かかるだけです。

ベスパET3ガソリンを入れるぞ
ベスパET3ガソリンを入れるぞ

はい、ということで、いつものガソリンスタンドに到着しました。

停める位置はこのぐらいがちょうどいいと思います。↑

ベスパET3のシートを開けましょう
ベスパET3のシートを開けましょう

シートを開けて、ガソリンタンクの蓋を開けましょう。

ガソリンを入れるときに、満タンとか定量金額って書いてありますよね。

別に満タンでもいいのですが、僕はいつも定量金額にします。定量「金額」とありますが、実は「ガソリンの量を定量指定」も出来るのです。

エネオスですと、上記画像のような感じです。ここで「お好み」というボタンをタップして、続く画面で「4リットル」に指定するのです。

なぜ、4リットル指定?

指定項目の中には、4リットルというのはありませんので、ボタン操作で、「4」というボタンで4リットル指定してください。

なぜ、4リットル指定なのかというと、ベスパET3は、ずっと乗っててわかったのは、だいたいリッター25キロなのですね。

つまり一回の満タンで、100キロぐらいは走行するということです。実際は、もっと距離出るはずなのですが、僕は100キロごとに給油するよう心掛けています。

ベスパET3などのオールドベスパは、いわゆるバイクなら当然ついている「ガソリンの警告灯」がありません。

だから慣れないうちは、街中で突然エンジンストールみたいな現象が起こって焦ることもあるでしょう。

「え?なんで止まったの?」と。

でもご安心ください。そうそう壊れないですから。

ガス欠になる前兆は、アクセルをひねったときに、「なんかアクセルの動きについてこないな。ボボボって感じだな」と思った瞬間です。

走行中でも慣れてれば、足元のガソリンコックレバーを「R」が上になるようにひねればリザーブタンクへ切り替わりますので、エンストは免れます。

しかしながら、走行しながら、しかも慣れていないうちは、どっちにひねればRだっけ??とプチパニックになる可能性がありますし、片手をハンドルから離すことになりますので若干危険です。

そうこうするうちに、エンストしてしまうでしょう。

もし走行中にガス欠でエンストしたら、慌てずにバイクを安全に左側に寄せて、ガソリンコックを「R」と書かれたほうが上になるようにしてひねってください。

そして、エンジンを再始動すればかかります。

ガス欠したあとだと、キャブのガソリンが失われた直後ですので、リザーブ「R」に切り替えてもすぐにかからないかもしれません。でも慌てないで、何回かキックすればかかります。

キックの際は、すでにエンジンが暖まっているのですから、チョークを引く必要はありません。

さて、4リットル指定の話に戻ります。

つまり、4リットルで100キロ走るんだな、って覚えておけばいいです。あとはメーターの距離計のところをチェックしつつ、概ね100キロぐらい走ったら、ガソリンスタンドに入る習慣が出来ればいいですね。そうすれば、街中でのふいなガス欠で、止まったりはしないです。

そう、4リットル消費したら4リットル入れるというサイクルだということです。

ベスパET3給油中
ベスパET3給油中

はい、とうことで給油しています。

4リットル指定にしたということは、4リットル分のガソリンがしっかりとノズルから出てきます。

でもたまに、ちょっと早めにガソリンスタンドに入った・・・ならば、4リットルをそのまま入れると、ガソリンが溢れてしまうことがありますので、よく見ながらやってください。

4リットルまで入れたら、あぶれそうだな・・・と判断したら、ガソリンスタンドの供給メーターがクルクルクルクルと動いてますよね。あれが3.5リットルぐらいのところで入れるのをやめましょう。

とにかくガソリンタンクのところをしっかり見ながら、ガソリン供給のメーターもちゃんと見るのですよ~

画像だとわかりにくいですね。

そうですね、ガソリンをなみなみ、表面張力いっぱいいっぱいまで入れるのはNGです。なぜなら、このあと2ストオイルを入れなければならないからです。

その分の容積をちょっと残しておかないといけませんね。

ですからこの画像上ではわかりにくいのですが、5mmから1cmぐらい下のところまで(満タン満タンにしないで)入れるといいでしょうね。

はい! 上記画像のとおり、ベスパのオイル計量カップに2ストオイルを入れます。入れる量は、4リットルガソリンを入れたならば、「4LITERS」と書かれたラインぐらいまで入れればOKです。何もどんぴしゃりの量じゃなくても、そんなに心配しなくていいです。

ただ、少なすぎるのはよくありませんので、極力狙いを定めて、4リットルガソリンを入れたら4LITERSのところまでですよ。

もちろん、わかると思いますが、3.5リットルしかガソリンを入れてなかったならば、このオイル計量カップの3LITERSと4LITERSの中間ぐらいまでオイルを入れてください。

画像は4LITERSの目盛りをほんの少しオーバーしていますよね。2ストオイルって、けっこう粘り気がありますので、計量カップからガソリンタンク内に入れたとしてもカップ内にオイルが少し残るんですよね。ですから、僕はいつもほんのちょっとラインより上にしてるのです。

ベスパET3のガソリンタンクに2ストオイルを入れているところです
ベスパET3のガソリンタンクに2ストオイルを入れているところです

こんな感じですね。

計量カップはベスパ用です。これも普通は車体に付属しています。なければ宇賀神商会さんとかで買いましょう。

入れているオイルは、アマニーです。

これですね!アマニーの2サイクルオイルです。

↑このオイルはまぁ、定番のうちだと思います。

ベスパET3のガソリンタンクの蓋
ベスパET3のガソリンタンクの蓋

はい、それではガソリンを入れて、2ストオイルを入れ終わったら、こちらの蓋を閉め忘れることがないよう注意してください。

パコっと締めて・・・

ベスパET3のガソリンの蓋、ネジを閉め忘れないように
ベスパET3のガソリンの蓋、ネジを閉め忘れないように

最後にネジをしっかりと締めましょう。

オイルを入れて、ガソリンタンクの蓋を閉めたら

はい、乗りだしOKです。

オイルを入れたあとに、軽く車体を左右に揺さぶってもいいのですが、別にやらなくてもダイジョブです。

元々残っていたガソリンから先にキャブ到達しますので、そのままエンジンかけて走り出しても問題ありません。

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