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ベスパET3 ライトは暗いです

スモールベスパ6V車は、総じてライトが暗いですね。LED化も出来るのですが、敢えて・・・敢えて6Vの電球を使います。レトロなムードを残したいからです。

夜の走行時は、けっこうヒヤヒヤ

ベスパに最初乗り始めたときには、ライトが想像以上に暗いことに驚きました。普通の12Vバイクも年式の古いタイプで電球仕様のものは、やはり暗く、エンジン回転数の上昇である程度の光度が保てますよね。ま、同じだと思えば気楽なのですが、あまりに暗いと夜の運転はちょっと怖いです。

特に、停車時は、テールライトがちゃんと光を出しているのか、不安になることがあります。

テールがついてなければ、追突される危険性もありますからね。

運転中でもヘッドライトの明かりが対向車に届いているだろうか、と思えるぐらいの暗さですし、ハロゲンやLEDタイプと違って、柔らかい光で光度も若干不足ですから、暗い道で、歩いている人を視認するのに、ワンテンポ遅れてしまうこともありました。

故障をきっかけにバイク屋さんにみてもらった結果

以前、ヘッドライトとテールライトとホーンが同時にとまってしまったことがあります。

回転数を上げてもダメ、スイッチのON OFFをしてもダメ、右側のスイッチボックスを開けてもらい通電チェックをした際も、普通に電気が来ていましたので、何故だろうとバイク屋さんも色々チェックしてくれたわけです。

通電チェックの際に、少しバラツキがあり、その点若干不安でしたが、電気がきていることには変わらないということでした。

次にチェックしてもらったのが、エンジン側の端子ボックスです。

エンジン側端子ボックスの中身は要チェック!

ベスパET3のエンジン側にある端子ボックス
※宇賀神商会様!申し訳ありません、画像を使わせて頂きました!

宇賀神商会さんで売っています。

上記の画像は宇賀神商会さんの画像です。きれいに映っている画像がなかったのですみません・・・。

こちらがエンジン側にある端子ボックスです。ネジ止めされているのですが、普通にネジをとれば開きますので、中身をチェックしてみましょう。

この中で、平型端子で配線と配線が接続されているのですが、ここの配線が「少し」緩んでいるだけでも、またはきちんと刺さっていないだけでも接続不良で、ヘッドライト、テールライト、ホーンが同時につかなくなりますし、鳴らなくなります。

「少し」でもです。

ですから、ここのボックスを開けて、しっかりと平型端子同士が接続されているかどうかを確認してみましょう。

たったこれだけのことで、ヘッドライト、テールライト、ホーンが同時につかなくなった現象が即解消されました。

そして、特筆すべきことがあります。

この作業をやってもらった後ですが、ベスパET3の光の量がアップしたのですね!!

アイドリング時のベスパET3のヘッドライト
アイドリング時のベスパET3のヘッドライトの光の量が若干アップしました。

↑こんな感じです。

夜の撮影だから明るく見えるのかもしれませんが、気のせいではなく、それ以前より光量アップです。回転数を上げると、まぁ見られるね!ぐらいに回復したので良かったです。

アイドリング時のベスパET3テールライト
アイドリング時のベスパET3テールライトの光の量です。どうでしょう?

テールは真正面からだともう少しまともに見えるのですが、ちょっと斜めからの撮影ですと、う~ん、もうちょっとほしいかなと思います。

でも以前は、アイドリング時には、「うわ・・これライトついてるの?」というぐらいでしたので、かなりの改善です。

なんでLED仕様にしないのか!?

ええ、このように暗いライトではありますが、LEDにするつもりがないです。

LEDの光って、白っぽいですよね。

どうもオールドベスパには、あの白い光が合わないような気がしてるからです。

RZ250のときにも、今の古いジョルノでもLEDにはしないで、ドノーマル状態です。

色々な意味で不便、色々な意味で古い!だけど!

だけど、それがいいのです。

手がかかる子ほど何とやらといいますね。まさにその心境です。

故障もなく、メンテナンスの頻度もさほど高くなく済むようにしたいのであれば、今のバイクは性能が本当に良いので、そういうものを買い求めれば済みます。

昨今の旧車需要の高まりは、手がかかること前提に買っている方が増えたことをあらわしています。ショップの店員さんも販売の仕方で重要事項として、あまりよくない部分の説明もしてくれますよ。

でも手がかかることすらも楽しみの一つとして捉えている人が多いということです。

僕が好きな海外ドラマで「シカゴファイア」があります。

その中で、セブライド小隊長が、ある日ハーレーダビッドソンの古いのを買って、消防署内で修理するシーンがあります。

ハーレーは、修理のかいあって、ドルルン!と息を吹き返すわけですが、まさにアレです。

今の新車は車もバイクもどれも興味がわかない

それにソソラレナイ・・・です。

旧車が好きなのだから仕方ないですね。今の新車がダメというわけではなく、性能面を見たら、旧車など足元にも及ばないものもあります。

だけど、形、デザイン、色合い、風味、時代感のすべてにおいて、今の新しい車や新しいバイクには、そそられません。

「なんで馬鹿みたいに修理にお金かけるの?新車買った方がいいじゃん」

はい、ごもっともなご意見です。

でもすみません。

ハコスカと言われたスカイラインと、新型スカイライン、どっちかをあげるよ?と言われたら、0.1秒で、「ハコスカ!」と答えるでしょう。