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ベスパET3 テールライトユニット内部修理(プロの知恵)

ベスパET3の電装系トラブルで、今回またまたテールライトです。でもプロの修理はやっぱり違う!ということがよくわかりました。

もう何回もテールライトで困っていました

【テールライトで困っている様子】

ユニット内部でガタがきていたころの記事

テールライトの接触不良をはんだ付けで修理をしたころの記事

テールライトの赤いレンズ部分を何度開けて、何度修理トライしたことか・・・。

最後は、はんだ付けをやって、「おお!これが最終系に違いない!我ながらいいアイディアだね」

なんて・・・思ってましたが・・・

【ついに壊れる】

テールライトユニットの内部がバキャッと壊れた記事

はい、上記リンクのごとく、ずっと・・・ずっと苦労してまいりました。

せっかくはんだ付けしていい感じだったけれど、ユニットがまるで粉砕したかのごとく、バキャッと逝ったときには、

「あ、こりゃいかん」軽く茫然としました。

プロの視点、プロの修理は簡易であってもアイディア抜群

先日、ヘッドライトとホーンが一緒に点かなくなったそのときに、実は修理してもらっていたのですが、このアイディアはブログにきちんと残したいと思い、別枠で今回登場させて頂きました。

まずはこちらの画像をご覧ください。

ベスパET3テールライトユニット、プロの視点
ベスパET3テールライトユニット、プロの視点

以前、僕は、テールライトが点かなくなったときに最終系として選んだ方法が、ダイレクトにはんだ付けしてしまう方法でした。

要するに、金属と電球のダイレクトにはんだ付けです。

ところが懇意にしているお店の方は、「それはつかないかなぁ」

ということでした。電球の金属部分はつるつるしているので、はんだ付けには向かないという意味でしょう。

実際にやってくれた方法は、

①黄色のコードに金属輪タイプの金具をつける

(上の画像ですとブレーキランプの裏側に黄色い線がありますよね。その部分です)

②フェストン球を押さえるための右側の金属をビニールテープで絶縁する

(上の画像で、フェストンタイプのテールランプ球を両サイドから押さえている、コの字型の金属金具があります。

フェストン球の左側は、コの字の金属に触れた状態でいいのですが、右側は触れてはいけないのです。ですから通電しないようにビニールテープで覆ったということです。

ベスパET3テールライトユニット内部破損を修理で乗り切る
ベスパET3テールライトユニット内部破損を修理で乗り切る

こちら、右側から見た感じです。コの字型の金属の右側をビニールテープで覆った様子です。

ベスパET3 ブレーキランプの生きている状態の金具をみてみよう
ベスパET3 ブレーキランプの生きている状態の金具をみてみよう

↑この画像では、もう少し詳しく、コの字型金属の意味合いを示していきます。

ユニット内部の上部はブレーキランプ、下部がテールランプです。(今はテールランプの電球は外してあります)

画像のちょうど真ん中を見てほしいのですが、ブレーキランプのコの字型金具は壊れていませんので、仕組み的に想像がつくと思います。

青い線が金具にはんだ付けされていて、その先を追っていくと、コの字型金属があります。ここでは金属の両サイドに黒いプラスチックリングみたいなものがはまっているのが確認できるかと思います。

このプラスチックリングがあることによって、金具と電球の直接接触を避けられているわけです。

で・・・僕の場合は、下のブレーキランプのところがバキャッと逝ってしまったため、苦労していたのですね。

ベスパET3 今度こそめでたくテールライト修理完了
ベスパET3 今度こそめでたくテールライト修理完了

テールライトのフェストン球をはめこんだところです。しっかりと点いてますね。

コの字型金属は、フェストン球を両サイドから押さえるための目的があります。ですから、活かさないといけないのですね。

なるほど!僕は電球とコードの直接接続、はんだ付けを強引にやっていったわけですが、プロの方の発想は、全然違いましたね。

現場で説明を受けたときに、

「なるほど!」と本当に感嘆しました。

こちらの方法であれば、コの字型金属がフェストン球をしっかりと両サイドから押さえてくれて、尚且つ電流を保てて、不必要な箇所に電気を通さないことが出来る!

参りました!

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ベスパET3 まさかの修理結末。ワハハハ!その2

きっとここが悪いからだろう、、、と着手した修理でしたが、どうやら原因は他にあるようです。

そんなわけで、昨日に続き「その2」です。

ステーターコイルから出ている配線をぎりぎりのところでカットして、ギボシ接続にしてみたものの、ヘッドライト、ホーンともに復活ならずでした。

「う~ん、原因は何だろう」

ということで、通電チェックをより詳細実施するために、ステーターコイルを見てみることにしました。

ベスパET3 ここを開けるとステーターコイルがお出ましになります
ベスパET3 このフライホイールを開けるとステーターコイルがお出ましになります

フライホイールを取り外すためには、専用工具が必要です。これで2回目のフライホイール外しでしたが、プロの方がやると安心ですね。

ベスパET3のステーターコイル
ベスパET3のステーターコイル

はい、ということで、ステーターコイルのお出ましです。視認したところ、配線が取れてしまっているとか、変な状態になっていそうなところはありませんでした。

全体的に綺麗です。

ベスパET3のステーターコイルを外す
ベスパET3のステーターコイルを外す

コイルの裏側の配線状態を確認するために外しました。

ベスパET3 ステーターコイルを外して配線状態をチェック
ベスパET3 ステーターコイルを外して配線状態をチェック

ステーターコイルの裏側です。こちらも見た感じ大きな問題はなさそうです。慎重に配線それぞれの通電も全部チェックしました。

ベスパET3 ステーターコイルの裏面チェック
ベスパET3 ステーターコイルの裏面チェック

この後、タイラップで固定されている線もばらして確認したのですが、銅線、被膜ともに綺麗な状態で、通電チェックもOKでした。

ベスパET3 う~ん、どこに原因があるのか?
ベスパET3 う~ん、どこに原因があるのか?

配線を全部確認し、どうも手詰まり感状態でした。

「どこに原因があるのか」

さて、仕方ないので、外したステーターコイルを元に戻し、再度エンジンをかけてみることにしました。

エンジンがかかった状態で、コイルからの発電が起こっているのかどうかもチェックし問題ありませんでした。

ショップの方曰く

「少なくともこれでコイルではないことがわかりました。配線も問題ないです・・・となると・・・考えらえるのは、もっと単純なところかもしれません」

僕自身は、前回と同じ個所、つまりステーターコイルの配線同士がくっついて、ショートしたものと思いこんでいましたので、原因が他にあると言われても、皆目見当がつきませんでした。

「う~んどこだろう」

素人ながら、わからないながらも (う~ん)と唸ったりしてみたものの、わかるはずがないです(笑)

でももっと単純なところかも、、、ということで、再度スイッチボックスの通電をチェックし、やはり問題なし・・・

さらに「う~~~~ん」状態です。

「一度、ヘッドライト外してみましょう」ということになりました。ヘッドライトを外す手順は、何回も外しているので僕自身でもできます。

そんなわけで自分で外してみました。

ヘッドライトを外し、

ライトの電球も外し・・・・うん、切れてないねと確認し、再度元に戻しました。

「ん?」

なんか違和感を感じました。

「あれ、この電球って こちらの金属にきちんと触れてないとダメですか?」

僕は聞きました。

「そりゃダメですよ~」とお店の方。

「ん?? んんん? もしかして!」ということで、

電球を金属部分にしっかり接点を持たせました。そうすると、ヘッドライトがピカーっと!

ブザーも「ぶぶぶー」と

「え?こんだけのこと?」

はい、全くの盲点、全くのチェック不足、まさかの接点不良どころか、接点してねぇじゃねぇか、ゴルァという展開でした(笑)

大掛かりな作業をやってくれたお店の方に申し訳なく思いました。

でも銅線の破れた被膜も新しくギボシ接続にしたし、やってくれた作業はベスパET3の寿命を確実に長くしてくれたので、感謝です!!

※最後、あまりにもあっけない展開に、写真を撮るのを忘れました。

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ベスパET3 テールライトユニットがついにバキャッ!と壊れる

ベスパET3は、修理を楽しみながら乗るバイクです。この間、せっかくいい調子だったテールライトがまた点かなくなってしまいました。ちょうど帰宅途中でしたので、7イレブンの前に停めて、緊急措置をセロテープでやって帰宅しました。

(こりゃ、ダメだな。そろそろテールライトユニットを丸ごと買おう)

そう心に決めて部屋に戻るなり、すぐに宇賀神商会さんのサイトを検索すると・・うぉ、売り切れでした。

宇賀神商会さんにお問合せフォームからお問合せすると入荷が7月末から8月とのことでした。

ベスパET3 テールライト修理の軌跡

結局、少し前は、コードレスのはんだこてを使って、適当な修理を自分でやったわけです。

適当な修理の記事はこちら

適当な修理の記事をご確認いただいてもわかるように、素人補修ではありますが、普通に点灯するようになったし、「ま!いっか」とそのまま乗り続けておりました。

ところが、

また先日、帰宅時に「アレ、点いてな~い」ということで、緊急セロハンテープ補修をやったという流れです。

で、そのセロハンテープ補修をやっているときに、テールライトのユニットのコードと接続部のプラスチック円形の部品がバキャッと割れてしまい、そのまま、無残にボロボロボロ~っと地面に落ちました。

当然ながら、テールライトの電球を支えるものがなくなってしまったわけです。そこで仕方なくセロテープで応急措置をしたのですね。(はぁ~ 困ったもんだ)

ベスパET3 テールライトユニット内部の部品が壊れた
ベスパET3 テールライトユニット内部の部品が壊れた

こちらの画像、わかりますかね。

黄色いコードの先に、金属がついています。

そこに意味不明ですけれど、とりあえず銅線をぐるぐる巻きにしてある箇所がありますよね。

ここには、プラスチックの円形の部品が組み込まれているのですね。つまり支えの部品です。

それがね、バキャッと壊れて、ボロボロボロ~でした。

ですから、宙ぶらりんになってしまいましたね。銅線を巻いているのは、うまく隙間を埋めようとした努力の足跡だと思ってください。でもほぼ意味ないです。

上の段にもう一つ電球がはまっています。

これがブレーキランプです。

こちらのブレーキランプのはまっている右サイドを見ると黒い円形のプラスチックが支えとなって、非接触面をつくりあげている図がわかりますでしょうか。

これと同じ構造が下のテールライト球のところにもなくてはならないということです。

取れちゃって、ボロボロになったのですから、もう収めることが出来ませんね。

で、、、、考えました。

こうなったら、電球と金具をはんだ付けしてしまえ!

テールライトユニットが発注できるまでに間は、テールライトがしっかりと作動するようにしないと、昼間はいいですが、夜はさすがに危ないですよね。停車中に後ろから追突されるとか・・・。

ブレーキを踏んでればストップ球が光りますので、それで後続の車などに伝えることはできますが、やはりテールライトが光っていないのは、ちょっと不安です。

はんだ付けですよ、はんだ付け!こうなったら完全にはんだで固定しちゃえばいいやという発想です。

ベスパET3のテールライトの電球をはんだづけしてしまう
ベスパET3のテールライトの電球をはんだづけしてしまう

まずは左側。

誰かに持ってもらってやることが出来るのであれば、楽なのですが、そこは漢!!甘えは禁止の漢の世界です!

電球をうまく、仮固定して、左側のはんだ付けをやりました。

ベスパET3 テール球を強引にはんだづけしました
ベスパET3 テール球を強引にはんだづけしました

そして、こちらが右側はんだづけ、とりあえず完了の図です。

電球の裏がわにある、電球を挟む部品あるじゃないですか。これもブレーキランプのところ見てもらうとわかりますよね。

このコの字の金属部分は、あくまでも電球を支えるものでしかありません。

こちらの金属部分と電球が接触すると、電気は通らないです。

ですから、下のテールランプが収まるべく「コの字の部品」をよく見てもらうとわかりますが、外側にビローンと広げてますね。

要するに、接触させないためです。

こんな古典的手法でもなんとか直っちゃうからね

まさか、はんだづけで、テールライトを固定するまでやるとは思いませんでした。国産スクーターとかバイクなら、こんな苦労はまぁ、ないでしょうね。

僕もバイク歴相当長いですが、初めてです。

でもはんだごてを外で使えるハンディはんだこて、コードレスはんだこて、けっこう便利ですよね。

はんだを溶かしたものが何回か、自分の足の上に落ちて、

「うぉおおお!」と一人でうなってましたが、

 心頭滅却すれば火もまた涼し!!の心境です

はんだが 自分の足の上に落ちて、ジュッとな。

それを経験したら、たいていのことは怖くありません。

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ここです!ここを直したいのです

もうね、毎日のようにテールライトが切れるから、毎日この部分をあけてますよ。ネジ2本でとまってるだけなので、開けるためのドライバーは、ベスパの前のほうにステーをつけて、そこにラジオを格納するためのソフトラバーの入れ物があるのですが、そこに放り込んでいます。

スチャっ!とすぐにドライバーが取り出せますよ!

電池式はんだこてでさっさと直したい

ベスパET3のテールライトのレンズを外したところ
ベスパET3のテールライトのレンズを外したところです。ちょっとメカニカルでしょう。

これ、テールのレンズを取ったところです。黄色いコード見えますよね、それが金具のところでハンド止めされているのですが、それがちょっとほつれてきているんですね。

拡大画像も見てみましょう!

ベスパET3のテールライトのレンズを外したところ(拡大)という
ベスパET3のテールライトのレンズを外したところを拡大撮影しました。

ド~ンと!

この銅線みたいのがクリクリとなっていますよね。これはホームセンターで、銅線を買って、クリクリ巻き付けたのです。

黄色の線の内部配線のほつれは、この画像だとよくわからないですが、とにかくほつれてしまっています。

それにしてもフェストン球の存在感がいい感じでしょう

この電球形式は、フェストン球と言います。

上がブレーキランプ、下が常時ついているテールランプ(ナンバー灯)ですね。

今回、ダメになっているのが、下の方です。

僕の読みですは、この黄色い配線がほつれてしまっているのを一回バシッと切断して、黄色い皮膜をもう少し剥いて、しっかりとした銅線を出してそれをはんだ付けすればいいのでは?ということです。

電球が止まってしまっても右へ左へとぐりぐりやるとつくんですよね。電球内のニクロム線が切れてしまっているわけではないので直せるはずです。